サルの論理

「裁量労働」という名の詐欺

www.nikkei.com 裁量労働に関する国会のドタバタについて、「その調査は裁量労働的にどうなの?」というツッコミが浮かばないでもないが、当を得た批判が多くなされているので、ここで屋上屋を架することはやめておくことにする。 また、日経さんお得意の「…

脳みそを食べられても大丈夫と言いつのる日経さんなのだった

www.nikkei.com 円陣を組んで「ふぁいと〜お〜」とか、空々しい掛け声を高らかにあげてみせる日経さんである。 本当なら警戒すべきところを、日経さんの立場としてはそう言えないので、景気づけに応援することでごまかそうとしているのだろう。 そんなうそ寒…

慣用句に頼って空振りする日経さん

www.nikkei.com とにもかくにも保護主義を蛇蝎のごとく嫌う日経さんである。 世界貿易機関(WTO)は安保を理由にした輸入制限を認めているが、想定されているのは差し迫った紛争など例外的な事態だ。輸入制限を正当化するような安全保障上の事態が起きて…

胸を張ってお茶を濁す日経さんなのだった

www.nikkei.com また日経さんのポストイット社説である。 レポートを書くとき、ポストイットに思いついたことを書いて貼り付け、あーでもないこーでもないと順番をいじり、適当に間をつなげて一丁上がり、というやり方がある。 日経さんの社説は「適当に間を…

途端に態度が不穏になって自ら不安を煽ってしまう日経さん

www.nikkei.com 日経さんは状況がまずくなると、途端に態度が不穏になってくる。 思ってたほどには相場が反発しなかったんで、「み、みんな、落ち着け、おちおおちつこう!」とうろたえるもんだから、「まずお前が落ち着け」と言ってやりたくなる。 気まぐれ…

「平和」ってのは政治色のあるもんでは?

www.nikkei.com なんだかおままごとのような社説で、お客に行った先でゼリービーンズを山盛り出された時みたいにうんざりしてしまうんだが、日経さんの「政治」というものに対する視点がどうなっているのか垣間見ることは出来るように思う。 日経さんは「国…

日経さんに好都合とは言えない現実

www.nikkei.com 前回、米経済の安定成長についてはFRBを持ち出し、今回株安については「トランプ相場」とか言い出す日経さんなのである。 そういえば、トランプ就任直後の暴落で、クルーグマンが「そらみろ、この下落は当分続く」と言ったら、すぐに株価が跳…

日経さんに不都合な現実

www.nikkei.com トランプが大統領に決まった時、「これからアメリカ経済は大変なことになるかも!」と「懸念」していた日経さんだが、低空飛行を続ける日本を尻目に、アメリカ経済は安定成長を続けている。 日頃から「グローバリズムこそが経済を成長させる…

人類の9割は労働に向いてない

人類の9割は労働に向いてないと思う。9割という数字はただのカンである。だいたい国会中継なんか見てても、向いてないのが総理やら財務やらやってんだから。 それはともかく、日経さんや経済学者その他、自称「俺は経済に強い」人たちなんかは、このことをし…

そしてすべてがFakeになる

www.nikkei.com ご隠居さんのお小言のような、取り立ててどうということのない日経さんの社説である。日経さんはまだこの「通貨」がどのような可能性を秘めているか、測りかねているのだろう。 仮想通貨というシロモノについて、意外な人物が批判的だったり…

「遺産が欲しけりゃ俺のケツを拭け」

www.nikkei.com 「婚外子を差別するな」という錦の御旗の元、ずいぶんやらかしてくれたものである。 改正案では、介護などで故人に貢献した相続人以外の親族が、相続人に金銭を請求できる仕組みも設ける。たとえば息子の妻が義父母の介護に尽力した場合だ。…

日経さんが「デフレ脱却できないのは労働者がちゃんと働かないからだ」とお怒りです

www.nikkei.com デフレ脱却には賃上げが必要だ、というのはいいのだが、日経さんは「そのためには労働者が今以上にしっかり働かなくてはならない」と仰るわけである。日経さんの言う「生産性の向上」というのは、つまりそういうことである。 そういえばちょ…

日本の伝統を切除したい日経さん

日本の労働者の質は高い、とつとに口にされる。 昨今の日本万歳翼賛テレビ番組ならずとも、それは幅広く共有された認識である。 例えば、簡単な水道工事など、海外(実体験としてはアメリカ)では待たされた上にひどい手抜きがなされたりするが、日本ではき…

改革されない日経さんのおつむ

山一破綻から20年か。バブルの崩壊をあのおっさんの泣き顔とともに記憶している人も多いだろう。 バブル崩壊は数々の惨事を引き起こし、それが「改革」のきっかけとなったわけだが、何よりも馬鹿どもののぼせた頭に水をぶっかけた一番の「改革」だったと思う…

日経さんは「市民」こそが岩盤だと思っている

www.nikkei.com 認可されることは春くらいに私大協会の偉いさんに会った時からわかっていたので、さしたる驚きはない。認可に際して文科省が煩悶したかのような報道があるが、文科省に抵抗する「動機」がないので、そういう人もいるのかな、という程度の感想…

見直しじゃなくて「無くせ」と言えないの?

www.nikkei.com 小手先でちょっと制度をいじっただけ、という、あべぴょんお得意の「全力でその場で足踏み」が、またも行われたわけである。 それについて日経さんがぶつくさ言ってるわけだが、いつもなら「もっと早く移民を!」の主張で終始しているはずが…

言ってて虚しくならんの?

www.nikkei.com 何度目だ、「構造改革」 とにかくあべぴょんは、改革よりも改憲カイケン!と心ウキウキワクワクなので、そんな面倒なものには見向きもしない。一応、やるフリくらいはするかもしれないが。 アベノミクスとやらの大雑把な思惑は、 金融緩和で…

日本を真っ黒に塗りつぶしたい日経さん

www.nikkei.com この社説を読んで要点がパッとつかめる人は少ないだろう。 タイトルにある「中小企業の後継者不足」について、なぜそのようなことが問題となるのか、ということは口を閉ざしているからだ。 日本の中小企業の実態は「大きな自営業」であり、そ…

ハイエクが今の中国を見たらなんと言っただろう

www.nikkei.com 中国に対する日経さんの懸念は概ねもっともなものだが、それは普段に日経さんが主張するところの「自由」経済の主張について、疑問を呈せざるを得ないものとなっている。 明らかな独裁を強めつつも、それに対して一時期のような(反日デモが…

そのうち日本だけでTPPすることになるんじゃないの?

www.nikkei.com 今日はせっかくなので、一昨日の社説を取り上げたい。 日経さん、というか、日本のマスコミや財界が熱心なTPPについて、悲報がもたらされたからだ。 www.nikkei.com ニュージランドで政権交代があって、どうやらTPP見直し、場合によっては脱…

じゃ、とりあえず生活保護倍増しろ

www.nikkei.com 地方の「自立」だそうである。 もはや自らの足腰では立ち上がれないほどになっていることを知りながら、もっともらしくこうしたことを言いたれるのだ。 その言の向こうには、自立のために「原発を受け入れろ」「加計学園を認可せよ」というこ…

慢心は禁物だ、と日経さんは瞞着する

www.nikkei.com 現在の東証の株価に信を置くのは、よっぽどのお人好しだけだろう。……と思うのだが、現在の日本は「よっぽどのお人好し」だらけになっているように見える。 日本市場では、日銀の上場投資信託(ETF)購入によって株価が支えられている点を…

最低の選挙に最低の社説

www.nikkei.com www.nikkei.com なんか言ってるんだが、日経さんは増税と福祉削減が目標なわけで、それには自民党が一番!という立ち位置は、死んだオオアリクイのようにピクリとも動かない。 ボクちゃん総理のわがままで解散して、ヤジから逃げ回りながら選…

現時点で福一廃炉は「無理」ということ

www.nikkei.com 政府と東電が工程を遅らせることに慎重なのは、廃炉の進み具合が住民の帰還計画や地域経済に密接にかかわるという事情もある。 日経さんは自民党政府と東電に対しては、徹底的に「性善説」でしか語らないので、その理由に無理がある。「無理…

東芝「ふっかつのじゅもん」とか考えてたりするのか?

www.nikkei.com そろそろ盆が近いせいか、『死霊の盆踊り』のような日経さんの社説である。 とにかく原発政策を昔通りに「トリモロス」ため、原発アゲ再生サゲに余念がない。 東日本大震災後初となった現行の基本計画では、原子力発電所への依存は「可能な限…

幼稚な「閣議決定」が無くなるのかどうか

www.nikkei.com www.nikkei.com 通り一遍のことをずらずら並べた、小間物屋のような日経さんの社説である。 内閣のメンツも、フリマで目立つところに良さげな古着を並べている、という感があるので似たようなものか。 とはいえ、あべぴょんの「リーダーシッ…

生産性向上より「生活」の向上を

www.nikkei.com 例によって「企業経営者には性善説、被雇用者には性悪説」という信念のもと、勘違いした社説をのたまってくださっている。 企業が自身の利益を最大化するのに一番お手軽な方法が、人件費の削減なのだ。それは奴隷が経済単位としてあった古代…

日銀とGPIFによって毒殺される「モラル」

www.nikkei.com 「アクティビスト」と呼ばれるもの言う株主の活動が米国市場で活発になっている。企業への要求は様々だが、共通するのは資本を効率的に使い株主価値を高めるよう求める姿勢だ。 結局「株主の言うことをきけ」に行き着くわけで、どこが「多様…

「日本抜き」の世界はとっくにやってきている

www.nikkei.com 日本が経済大国となって半世紀以上過ぎた。「ジャパン・アズ・ナンバーワン」という自己満はいまに始まったことではない。米国に追従して無謀な戦争に加担したり、金融市場の混乱に自分から飛び込んだり、とアメリカに振り回されてきた。だが…

星新一の大予言

小学校高学年の頃、星新一にハマってよく読んでいた。友人の女子高生のお姉さんが愛読していて、背伸びしたのである。小学生にはよくわからない部分もあった(株がどうしたとか)が、概ねのところは楽しむことができた。中学に入る頃には文庫になっているも…