政治

すでに「勅語」は乱発されている

www.nikkei.com 教育勅語と聞くと思い出すのが、『気分はもう戦争』という漫画だ。原作矢作俊彦、絵は大友克洋だった。 その中のエピソードで、主人公(?)が中国人に「お前さんが日本人だというなら、教育勅語を言ってみてくれんか」と問われて「きょうい…

テロの真打が登場

www.nikkei.com 失敗続きの北朝鮮のミサイルに対し、「こうやって射つんだ」とでも言わんばかりである。 世界をどういう方向に導こうとしているのか。米トランプ政権のシリア攻撃からは包括的な戦略が見えてこない。 戦略など「ない」だろう。こういうのは考…

教育勅語で全て解決、と政権は考えているのだろう

www.nikkei.com J.S.ミルは結婚して子供を作らないことが一番効率的だとした。 子供を育て、教育することは、費用対効果を考えればなすべきことではないからだ。 そうしたことは以前エントリーに書いた。 osaan.hatenadiary.jp これまで日本は、貧乏人の子沢…

北朝鮮がんばれ的なあべ政権

www.nikkei.com とまあ、日経さんがお書きになっているわけだが、現時点であべぴょん政権の命綱が北朝鮮のミサイルにある、ということが非常によくわかる。 今現在森友関連の事件において、政権が被った一番の痛手は稲田ともみんの評価がガタ落ちしたことだ…

アメリカ恋しやほーやれほーな日経さん

www.nikkei.com 米国が加わったTPPが理想型なのはたしかだ。しかし、トランプ米政権が近い将来にTPPに復帰するとは考えにくい。 米国にはいつでもTPPに戻れるように門戸を開けておく。同時に、次善の策として、米国を除く11カ国でTPPを発効でき…

自らの死を賭す時人は勇敢になるかもしれないが、他の人を殺す時は卑怯な小心者にしかならない。

籠池インタビューにぶつけて、いきなりのPKO撤退の発表であった。浮気したあと妻に高価なプレゼントをする夫みたいなものか。バレバレだが、それはそれとして貰えるものはもらっておこう、という気持ちにはなる。だからと言って許さんけどね。 www.nikkei.co…

走らないウサギを追う必要はない

www.nikkei.com 日経さんは「おかしい」とは言いつつも、何が「おかしい」のか具体的に示さないでいる。なので、二羽のウサギがどこにいるのか、さっぱり見えてこない。 問題は日経さんのいうウサギなどにはないことは明白だが、教育という制度の持つ問題に…

あべぴょんは北朝鮮にいっぱい感謝しないといけないね

www.nikkei.com 不謹慎と思いつつ、つい吹き出してしまった。 先日、以下のようなエントリーを書いていたからだ。 osaan.hatenadiary.jp 皮肉なことに、北朝鮮という悪夢のような国家の存在が、トランプ政権からの「北風」を防いでくれる、というわけである…

本番はこれから

www.nikkei.com いっしょにお泊まりしていっぱい遊んで、幼稚園児なら「よかったねえ、楽しかったねえ」で終わるところだが、それだけでは済まないのが政治の世界である。まあ、オバマくんの時よりかは仲良さそうかな。 「個人的な信頼関係」というやつがリ…

勝手な言い分を垂れ流せばそれが「説明」になるという風潮

www.nikkei.com 進まない、とは言っているが、勝手に進んでしまっているのを止めるのは、今の日本の現状では難しいだろう。なんたって、連立政権内で常にブレーキをアクセルと踏み間違える、認知症ドライバーの公明党がいるんだから。日本で馬鹿げた法改正が…

アジアを安定させる不安定な要因

www.nikkei.com あくまでアジアに「安定」をもたらしたいのなら、アメリカが手を引いて日中が友好関係を結ぶのが一番だがね。 しかし、そうもいかないだろう。別にそれは、中国が人工島作ってるとか、ドゥテルテが騒いでるとか、そういうことではない。 社説…

五輪とかなんとかわめきながらミスリードを誘う日経さん

www.nikkei.com なんかGAPについて言ってるわけだが、途中で話がいきなりでんぐり返っている。 生産者の労働環境まで考え、農水産物を調達する企業は欧米を中心に広がっている。五輪はその象徴だ。コカ・コーラグループは緑茶飲料向けに日本で調達する茶葉に…

話せばわかる?

www.nikkei.com はじめてのおつかい、じゃなくて首脳会談が思ったよりまともだったので、「けっこう話のわかるやつじゃねえの?」と舞い上がる日経さんである。 こういう風に相手の良心に過剰な期待を寄せるのって、「脳内お花畑」と呼ぶんじゃなかったっけ…

「アメリカ第一主義」の崩壊(ただし日本における)

www.nikkei.com www.nikkei.com 一顧も一瞥もされないのにアメリカにあれこれと注文をつける日経さんだが、もちろんこの社説は日本の読者に向けて書かれているのであり、そこに日経さんが代弁する日本の上つ方の混乱ぶりが透けて見える。 これまでアメリカか…

国会論戦でんでん

昔、一万田尚登という名の大蔵大臣がいた。戸籍上は「一萬田」と旧字だったらしいが、通常は一万田で通っていた。 元日銀総裁であり、鳩山内閣(一郎の方)と岸内閣で大臣を務めた。岸内閣の時には、現政権と逆の「デフレ政策」を指揮している。 この人は、…

ステルスなポピュリズム

Women's March on Washington 2017 (FULL EVENT) | ABC News トランプが就任するや、アンチのうねりが凄まじい勢いである。 このままトランプを辞任に追い込んでくれ、というのが日経さんの一縷の望みであろう。 そうすれば後任がTPPを復活してくれるかもし…

一番単純な答えが一番難しくなってしまっているという現状

www.nikkei.com トランプ様に日本のお味方になってもらうにはどうすればいいか、といういじましい願望をえらそうに書いた社説である。 先日のフィリピンとの件についても少し触れられている。 安倍首相はさらに、フィリピンに向こう5年間で1兆円規模の経済…

Yeah...We Dead...

www.nikkei.com 砂漠で迷った男が、いきなりサボテンに抱きついたような大統領選だった。 Yes, We Can! に始まりYes, We Did!で終わった8年間、日本よりずっとマシな政治の元、ずっとずっとマシな景気を享受していたアメリカが、深く静かに心を病んでいたこ…

慰安婦問題を本当に解決し、さらに全世界から尊敬を集めるためのたった一つの方法

www.nikkei.com ひどいタイトルの社説である。 加害者側が「まあ少し落ち着けよ」などというセリフを口にするのは、加害意識に欠けているか、相手を極端に低く見ているか、意図的に侮辱しているか、のどれかである。どれであっても、人間として最低の行いで…

「まず殴ってから考える」というやつ

www.nikkei.com あべぴょんが「信頼できる」とか抜かした端からこれである。 思わずジャパン・バッシングで『誰がビンセント・チンを殺したか?』の頃が頭に浮かんでしまったが、メキシコに工場を建てるのに文句をつけられたのはトヨタだけではないわけで、…

プーチンが来た!

www.nikkei.com プーチンが観光ついでに首脳会談をしていった。 この件については、ちょっと前にこんなエントリーを書いている。 osaan.hatenadiary.jp だとしても、北方領土が返還されるということはありえないことではない、かもしれない。 しかしその時は…

同じ穴の狢が吠えあっているからと言ってどちらかを応援すればいいというわけではない

www.nikkei.com 「グローバリズム」を引っこめ、「自由」という普遍的価値を前面に押し出した、日経さんの力作である。と言っても、詐欺的だが。 もしかすると、あべぴょんの方にも同様の「示唆」が与えられているのかもしれないが、まあとにかく、ポロロッ…

あてとふんどしは向こうから外れる

www.nikkei.com www.nikkei.com いろいろ書いてはいるが、つまり 「トランプのせいで、すっかり当てが外れてしまった」 ということである。 それなのに円安ドル高となり、日米ともに株がぐんぐん上がっているので、日経さんとしては口を開けてあうあうあと声…

忠犬ここにあり!

www.nikkei.com とにかく、とるものもとりあえず駆けつけるといった態で、日本という国がどれだけアメリカに忠実なのか、世界に知らしめることだけは確実だろう。 ちょっと前にブログにも書いた通り、 osaan.hatenadiary.jp 御主人様がどんなに非道なことを…

やけっぱちの日経さん

トランプ大統領爆誕とやら。正直驚きはしたが、すぐに冷めた。日経平均と同じようなものか。こちとら史上最低の総理大臣による長期政権にお付き合いさせられているのだ。なまじっかなことで崩折れたりはしない。 www.nikkei.com で、日経さんはどうかという…

その亀裂を作ったのは誰か

ある日、シカゴの証券会社に血相を変えた男が飛び込んできた。 著名な経済学者のミルトン・フリードマンだった。 フリードマンは株の空売りを申し込んだ。事態は一刻を争う、せっかくの大儲けのチャンスをフイにしてしまうぞ、と。 証券会社はその申し出をや…

喧嘩上等というやつ

脳みそは単純なくせに、喧嘩となるとやたら駆け引きが上手い、というやつがいる。肉体言語にものを言わせるという局面になくても、ごたごたが起きた時にどう振る舞えば自分の利益になるか、直感でわしづかみにしてしまう類の人間だ。 ドゥテルテがそうだ、と…

欲望としての世論に敏感だからこそ長く続いていると思うがね

www.nikkei.com なぜ安倍政権はだらだらと青っ洟のように続くのか。 それはこの政権が十二分に「世論」に敏感だからだ。その「世論」とは、日経さんや大マスコミの皆様が気にしてやまないような類の世論ではなく、畳の下いっぱいにヤスデが巣を作っているか…

忠犬の思惑

www.nikkei.com なんというか、相手が「中国」というだけで皆さん冷静な判断ができているようで、なんとも頼もしい限りである。 中国が仲裁裁判所の判決を「紙くず」と読んだことは褒められたことではないが、以前アメリカが国連の決議を無視した時、このよ…

にっきょーそ!にっきょーそ!

安倍晋三首相やじ 日教組! www.nikkei.com さて、学力テストといえば「にっきょーそ」であり、中山成彬が思い出されるわけだが、もちろん日経さんはそんなウヨクのようなことは言いだしたりしない。 「毎年・全員参加」の大きな弊害は、過去問題を勉強させ…