社会

介護を知るものは

社会保障の維持へ能力に応じた負担をwww.nikkei.com 橋シタの言い草じゃないが、日経さんは介護の実際というものがわかっているのだろうか。 具体的には、配偶者がいる人の場合、資産の合計金額が2000万円を超えていれば補助の対象から外す。配偶者がいない…

エリートはいつバカになるのか

大学を衰弱させる「文系廃止」通知の非www.nikkei.com せっかく卒業しても立憲主義すらよくわからない人間を排出、じゃなかった輩出する東京大学法学部をつぶしたらいいんじゃないのかな。 まずはそこからだ。 まあなんにしろ、昨今耳にする「エリート」の劣…

なんか知らんけど中国でアベノミクスやったらいいんじゃないのかね

株価急落で懸念深まる中国の景気実態www.nikkei.com 来るものがきた、ということだ。大騒ぎするのはもう少し事態を見極めてからになるだろう。 気になるのは、当局があからさまな株価維持政策(PKO)に乗り出したことだ。 人為的な株価維持策は市場をゆが…

誰がそれを望んでいるのか

納得しがたい新競技場の工費www.nikkei.com 嫌なことがあったとき、それを忘れるためにパーッとお金を使ったことはないだろうか。 大きな不幸に見まわれようが、莫大な借金があろうが、パーッとお金を使ってる間は忘れられる。そのうちなんとかなるだろう♪と…

確かに違和感がある。いろいろと逆の意味で。

違和感ぬぐえぬ賃上げ介入www.nikkei.com もし民主党が同じことをしたなら、今頃「社会主義だ!」と叩かれていたことだろう。 だいたい「異次元緩和」というものが、「賃上げ」を伴わなければ意味がない性質のものなのだ。 下手くそな催眠術師のように、無理…

拡大したらどうするつもりなのか  

マイナンバー普及へ利用範囲の拡大を マイナンバー普及へ利用範囲の拡大を :日本経済新聞 マイナンバーと聞くと、つい「ウルトラQ」の「1/8計画」を思い出す。1/8に縮んだ人間たちが暮らす理想社会は、互いに名前ではなく番号で呼びあう、ということになっ…

とか言って「痛み」を先送りしているのはどっちだ

将来を見据えた着実な年金抑制が必要だ 将来を見据えた着実な年金抑制が必要だ :日本経済新聞 年金の一元化と税化は、日経さんお得意の表現を借りれば「待ったなし」だったはずだ。 それに待ったをかけることをしておいて、なにが「着実」なのか。日経さん…

レイプしてこそ日本男児!

強姦事件の被告、「女は黙ってレイプされろ」 インド CNN.co.jp : 強姦事件の被告、「女は黙ってレイプされろ」 インド - (1/2) インドでの強姦事件が波紋を呼んでいる。死刑を言い渡された男がテレビのインタビューで、 「まともな若い女は夜9時にうろつい…

制度というより市民「感覚」の問題

裁判員制度の課題を示した最高裁決定 裁判員制度の課題を示した最高裁決定 :日本経済新聞 改めて露呈したということではなく、制度が始まる前から危惧されていたことが、そのまま現実になっただけである。 市民感覚を反映させることが裁判員制度の目的であ…

もしもの世界

場所は、そう、ゴールデン・トライアングルのあたりとしようか。 ある集団がそこを占領し、「国家」を僭称する。 財源はもちろんアヘンである。 国の名前は「サムライ国」 国家元首は「将軍」を名乗る。 国家を構成する成人男子はみな日本刀めいたものを腰に…

それを労働と認識しないことはもはやできない

働きやすい保育の職場に 働きやすい保育の職場に :日本経済新聞 フェミニズムの成果の一つとして、育児というものが紛れもなく「労働」だということを暴いた、ということがある。 それだけではなく、家事も、介護も「労働」であることが明かされ、それまで…

ファシズム宣言!

昭和7年1月8日(金曜日)、読売新聞に以下の宣言が掲載された。その年の文芸時評の一回目である。 ▽僕は、光輝ある読売新聞を通じて、僕が一九三二年より、一九三三年まで、ファシストであることを、万国に対して宣言する。 ▽「中央公論」新年号「現代一百人…

週刊新潮について少しメモしておこう

小渕優子が政治資金疑惑で突き上げられている。 小渕優子氏、支援者に2000万円超を接待か? 週刊新潮が報じる 小渕優子氏、支援者に2000万円超を接待か? 週刊新潮が報じる 週刊新潮によるすっぱ抜きだが、この件とは別に思い出したことがあったのでメモして…

ガイアツってなんだ

TPPについて、賛成派も反対派も「アメリカから日本の参加を求められている」という認識は共通していると思う。 アメリカからのガイアツというわけだ。 が、しかし、アメリカはTPPについてさして重要視しておらず、日本の参加もそれほど切実に求めてはいない…

朝日が脱原発を撤回する日は

吉田調書「命令違反で撤退」記事取り消します 朝日新聞:朝日新聞デジタル 吉田調書「命令違反で撤退」記事取り消します 朝日新聞:朝日新聞デジタル やれやれ。吉田調書については私も驚かされた口なので、朝日に対しては徹底した調査を望みたい。 が、以後…

近時雑感

ちょっと小耳にはさんだことを書き留めておく。 TPPについて、騒がしい報道はないが、今も水面下での交渉は続いている。JAの意を受けて、農水官僚はあれこれと手を尽くし、少しでも有利になるように駆け回っている。 ところが、いつもならこの辺りで外務省か…

これはバブルではないのか?

バブル、という単語は経済において使用され、やがては他の事象にも充てられるようになった。 元々は景気の過剰な加熱ということだったが、内実を伴わない盛り上がりをもって「バブル」と呼ぶことが、今ではすっかり定着している。 さて、アベノミクスは総理…

サンピンの思い出

サンピンというのは、竹村健一・渡部昇一・堺屋太一の三人をまとめた呼び名である。「一(ピン)」が三人だから「サンピン」と、江戸時代の下級武士への蔑称に引っ掛けたわけだ。ここに深田祐介を加えて「サンピン一介」ということもあったが、さして定着し…

ボールは宙に浮いたままだということ

『「朝日新聞の大罪」を問う』 お父上には世話になったのであまり言いたくはないが、投資を生業とする人間がこのような認識で大丈夫なのかな、と思う。リスクをとらねばリターンを期待できないように、報道は向こう傷を恐れてはスクープをものにできない。ま…

つ鏡、ということ

年をとって、鏡を見ることが多くなった。 若い頃は一日3分も見なかったのだが、今はしげしげと覗き込む時間が増えた。 鏡の中には、記憶の中の自分とは違った「現実の自分」が存在する。笑ったり怒ったり、あれこれと表情を作り、他人の目にどう映るのかとい…

Bang!Bang!Maxwell's silver hummer

The beatles Maxwells silver hammer (with lyrics ... 過日訪れた書店内に、ビートルズの「マックスウェルズ・シルヴァー・ハンマー」が流れていた。 歌詞の内容を知るものなら(なんでこの時期に)と訝しむだろうが、おおむねはただのBGMとして聞き流すだ…

アベのままじゃ日本があぶない

『アナと雪の女王』ミュージック・クリップ:Let It Go/エルサ(松たか子) - YouTube エントリーのタイトルは、上の曲のサビにのせて歌って欲しい。 さて、物価が上がってきたようである。が、しかし、アベノミクスのせいではない。消費税増税のおかげだ。…

春来りなば

さて、春が来たそうだ。 どこぞのあんぽんたんが「八重桜」がどうしたとか、下手くそな句を詠んだとのことだが、普段やり付けないことをするからぼろが出る。 ま、それはともかく、駅前と近所の空き地には高層マンションが建築中で、消費税アップ前にほぼ完…

経済動物と化してゆく、この国民

エコノミック・アニマル、という呼び名が死語となって久しい。 それは高度成長期の日本人に対する蔑称とも尊称とも言われたが、他からそう呼ばれた期間よりも、日本人自身がそう自称した時期の方が長かった。経済的な利益を追い求める「アニマル」という呼び…

それは日本が先進国ではなくなるということなのだが

はてなブックマーク - 2050年、全国の6割が人口半分…2割はゼロ : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) http://b.hatena.ne.jp/entry/www.yomiuri.co.jp/national/news/20140329-OYT1T00081.htm なにやらのんびりしたブコメの多さにあぜんとする。 しか…

茂木健一郎はまったく正しい

有名受験予備校を名指しで「つぶれろ!」 茂木健一郎氏の偏差値入試批判がネットで物議 http://www.j-cast.com/2014/03/10198807.html 書こうかどうしようか迷ったのだが、やはり吐き出しておこう。 茂木健一郎がこのようなことを言ったのは、全く正しい行動…

2ちゃんねるはムソリーニの夢を見るか?

「貴族主義者であると同時に民主主義者であり、革命的であると同時に反動的、プロレタリアと同時に反プロレタリア、平和主義者と同時に反平和主義者である」 これはどのような人間だろうか。ついでに「左翼であると同時に右翼でもある」というのも付け加えて…

『永遠の0』という『失敗の本質』

「アメリカにヒロシマを!」 これがビン=ラディンのスローガンの一つだったという。 この世界を震撼させたテロリストの親玉については、あまりに情報が錯綜しすぎていて確かな所はわからない。しかし彼は、太平洋戦争について良く研究していたのではないだ…

STAP細胞のことからふと思い出した話

STAP細胞の発見は、小保方さんという30歳の若い女性が中心となってなされたものだという。 よく周りにいるお偉方に成果を横取りされなかったものだ、と他人事ながら胸を撫で下ろす。 というのも、昔実際にノーベル賞を受賞した研究が、元々はその研究所の若…

ふと青島幸男について思い出したことをメモしておこう

都知事選が来年早々に行われるようだ。どうせろくな結果にならないことを思うと頭が痛くなる。誰かオリンピック返上を公約に掲げたらいいのに。そういえば、もうずいぶん前のことだが、「都市博中止」を掲げて当選した男がいたな…… 青島幸男について憶えてい…