ああ花の応援団はもういらない
The Manly Origins of Cheerleading
http://www.psmag.com/culture/the-manly-origins-of-cheerleading-56691/
今でこそチアといえば女、チアリーダーといえばクォーターバックの彼女、なんてのが定番になってますが、昔はまるっきり野郎ばっかりだった、という話。アイゼンハワーもルーズベルトもレーガンもチアリーダーだったんですね。
といっても、彼らが例のポンポンをもってHEY!HEY!と脚を振り上げてたわけじゃなくて、要するに「応援団」だったってわけです。
ひとくちに「応援」といってもけっこう難しいもので、アメリカの男性チアリーダーは「クォーターバックの次くらいに」価値を認められていたそうです。
さて、アメリカに限らず、日本でも「応援」と言えば相手側への敬意が求められます。
まあ、野次なんかは観客や選手たちのすることで、応援団ともなればエールの交換もしなくてはなりません。品位、ってやつが求められるんですね。
ところがこの度、その品位を一番失っちゃいけない人がなくしてしまいました。
猪瀬都知事、五輪招致めぐる発言訂正し謝罪
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130430/k10014274971000.html
一応謝罪は受け入れられ、IOCも不問に付すようですが、これでもうほとんど目はなくなった、と考えていいでしょう。
さて、昔々その昔、チアガールなんてものが影も形もなく、応援団といえば学ランが相場だった頃、「応援」には品位のかけらもなく、罵倒の応酬が普通でした。
そんなバチェラーな時代を懐かしむ人たちも多く、猪瀬都知事もそのうちの一人だったのでありましょう。
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