風評被害の「害」ついて

ふたたびいわきサイエンスカフェ ①

http://mkayanooo.cocolog-nifty.com/blog/2013/09/post-1f71.html

>今、漁場の海水を調べても「ほとんどの地点」で不検出。

だけど、東京にいると原発から汚染水が漏れて、漁場が汚染されてしまった。それで相馬双葉もいわき市も、操業を断念したんだ……と思い込んでいましたが、実際は違うようなのです。

 

>100Bq/㎏を超える魚は、事故直後は50%を超えていましたが、その比率は時間の経過とともにどんどん下がり、現在は5%前後。

>「2年以上経過して、汚染はかなり終息してきた。100Bq/㎏を超える魚もかなり限定されてきた」と、話されていました。
 

>ところが、このニュースの直後に相馬双葉の魚が、名古屋の市場で受け入れられなくなった。汚染水が300t漏れた。海に達した可能性がある。それが実際に何を引き起こしたか、評価がまったくできていない。

>相馬双葉漁協の方が、あるいは仲買の方が、この風評の中、その都度安全を確認しながら、売り先を見つけて、やっとここまできたのに、操業は一時中止。

>これはまったくいわれのない風評だと考えます。

 

 引用した通り、汚染水漏洩に関わらず、現時点で海水への汚染は収まりつつある。

 風評被害と一口に言うが、その「害」はあくまで風評でしかないところにある。

 風評だから一時は大いに騒がれるが、しばらくするとぬぐったように忘れてしまう。むしろその方が原発推進派には有難いだろう。

 きちんとした事実を積み重ねることこそが、脱原発を確かなものにすると考える。

 小泉が脱原発を口にしたくらいでそちらになびくような手合いは、小泉が意見を翻したらさっさと後に従うことだろう。

 

風知草:小泉純一郎の「原発ゼロ」=山田孝男

http://mainichi.jp/opinion/news/20130826ddm003070155000c.html

 

風評被害 そのメカニズムを考える (光文社新書)

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