やはりまったく想定内のことだった
1〜3月期をほぼ相殺する落ち込みだったが、これは「想定内」のことだっただろう。ややマイナスだが、誤差の範囲と言える。
もしマイナス8%を越えるようなら、ちょっとはおたついたかもしれないが、このままなら10%への追加増税は、予定通りに行われるだろう。関係者はほっと胸を撫で下ろしているに違いない。
本来あるべきアベノミクスであるなら、逆に減税して更なる異次元緩和を追加すべきだが、以前にも書いた通りあべぴょんの目指すところは別にあるので、このような形になる。
今後日銀の運転は『恐怖の報酬』のドライバーのような慎重さが求められる。それだけならいいが、余計な外野から「また昔の日銀に逆戻りか」などの罵倒を浴びせられるだろう。今度腹痛で倒れるのは黒田氏のほうかもしれない。
現在、「順調に」国民の格差は広がっている。
東京に住んでいる人間にはわかりづらいだろうが、一歩地方に出ればそれは歴然とする。信じられないかもしれないが、田舎では「地主」が貧困に陥りつつあるのだ。いずれ、高齢化以上の問題となるだろう。