右傾化ではなく幼稚化
なんだろう、この違和感は。彼が持っているのが銃ではなく、お気に入りのぬいぐるみのように見える。
実際ブログなどを読んでも、戦争というものへの切実感がみじんもなく、ちょっと楽しいところへ行ってくる、くらいの感覚だ。
なんというか、「幼さ」を感じるが、当人はすでに不惑を過ぎているそうだ。
しかし、現在この人物はISISに拘束されているとのことであり、彼がいかなる動機をもっていたとしても、日本政府は全力を尽くして救出しなければならない。はずである。
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はてブコメには妙に物わかりの良いコメントが並んでいるが、
・拘束された人間に明らかに命の危険がある。
・スパイ容疑をかけられている。
・相手は現在中東の混乱に拍車をかけているISISである。
この3点から、十二分に首相が手がけるべき案件である。
命の危険は言わずもがな、「スパイ容疑」はこの後どう飛び火するかわからないし、ISISとはどのようなチャンネルであれ対話する機会を逃すべきではないからだ。
ただし、周囲のスタッフが、「首相には(その能力がないから)出て来てもらわない方が良い」と判断しているのなら、その限りではないが。
この写真の幼稚さも、上掲のものに負けていない。
日本の「右傾化」はもう何十年も昔からいわれている。
現在進んでいるのは「右傾化」などいう思想めいたものではなく、ただ「幼稚化」しているだけに見える。