オリンピックで景気が良くなったわけではない
旧体育の日に合わせて無内容なことをだらだら書き流している。
こんな文章を垂れ流すくらいなら、以前自分のところで載せた記事に合わせて書いてみせたら良かろうに。
五輪後に景気が悪くなる理由 夏季6大会で例外は1つだけ :日本経済新聞
そしてロンドン五輪もたいへんだった、とFTも書いている。確かこれ、日経に翻訳が載ったはずだが。
The Olympic optimism bias has left the taxpayer out of pocket - FT.com
さて、高度経済成長というか、所得倍増計画において、ほとんどの人が忘れていることがある。
この計画は失敗していた、ということだ。
なぜなら、当初の計画では中小企業をどんどん解体して大企業に吸収させるはずだったのだ。中小企業は経済成長の邪魔だ、と判断されていたわけである。ところが思惑通りには行かず、かえって中小企業が発展することで高度経済成長は成し遂げられた。
現在、政治家はもちろん学者連中も忘れているか、ほっかむりをしている。経済政策などというものは、やや失敗した方が成功したりするものなのだ。
政府の中央部に、報道の自由を「制約」と受け取る人物がいる日本が、将来同じようなことをしでかさないとは言い切れない。産経は「報道の自由」がどれほど大切か、骨身に沁みて欲しいものだ。