「可能性」があるんだそうで
アベノミクスで「執行猶予」がついてる今のうちに、いろいろ対策しておけ、ということである。主導してるのは金融庁か。
>地銀再編の背景には人口減少による市場縮小への危機感がある。金融庁は銀行の経営課題に関する報告書のなかで、全国の貸出残高が中期的に減少するとの見通しを示し、貸し出しの量的拡大に頼る業務モデルは「成立しない可能性がある」と指摘した。
貸出しを増やすために量的緩和が……という建前はさておいて、日経様からのアドヴァイスとしては、「もう中流以下は相手にしないで、金持ちだけを相手にするようにしなさい」ということである。なんだかもっともらしく言ってるけどね。
どんどん格差を拡大して、国民の1%だけが「箱舟」で助かるようにするから、船に乗れるようにダイエットしておけよ、ということかな。
そうした計画(?)に対して、NO!と言っているのがピケティの『21世紀の資本』なわけだ。
そうそう、どうやら来年早々にもピケティが来日するそうだ。
こちらの予定通りなら、1月31日に東大で講演するとのこと。
まだ訳者のブログにも載ってないようだが、まあ別に口止めされたわけでもないからいいだろう。
Capital in the Twenty-First Century
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