日経が甘やかす原発


敦賀原発の活断層判定が示した課題 :日本経済新聞

 

 今の規制委員会ですら認めざるを得ないのなら、廃炉せざるを得まい。

 

>日本原電は「活断層」の認定が正式決定した場合であっても、再稼働を目指し新規制基準への適合性審査を申請する方針だという。

 

 2012年、すでに「活断層」の指摘があったにもかかわらず、日本原電がだだをこねて現在に至っているのだ。それをまたさらに引き延ばそうという。 

 もしかすると、日本原電は永遠に審査を申請し続けるつもりなのだろうか。

 それとも今度の選挙のあと、さらに超絶な逆転劇があると見込んでいるのだろうか。

 

>日本原電が今後どのような状況に置かれるにしても、原子炉や核燃料を安全に管理する体制を維持し続けることが大事だ。最終的に廃炉になるまで電力会社と国が安全に責任を持たねばならない。

 

 なにやらもっともらしいことを書いているが、日本原電が東電のカツマタ氏の天下り先であることについては、何も触れていない。もしかしてすでに、別などこかへ天下っているのだろうか。でなければ、日経から東電への配慮という「甘やかし」ではないのか。

 

>同社を廃炉を専門に請け負う会社に衣替えするなどの案もある。関係者は知恵を絞ってほしい。

 

 何が何でもどんな形でも存続させたいようだ。陰謀論めいたことを妄想したくなってくるが、原発を存続させるための会社がそうそうUターンはできないだろう。

 一度つぶしたほうが、ケジメになっていいと思うのだが。

 

 

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