それは日本にとって良いことなのだが?
ガソリンがじわじわ安くなって来た。食料品が値を上げる中、やれやれと息をついた人も多いだろう。
状況は予断を許さないが、たとえロシアがなんらかの譲歩をしても、まったく元に戻ることはあるまい。
そこで困るのが、原油高を一つの支えとして来た原発推進派の方々である。
>ただし、化石燃料に依存するエネルギー供給を放置して良いということではない。福島第1原子力発電所の事故後、原発を代替する火力発電用の原油や液化天然ガス(LNG)の輸入が急増した。国富の流出が加速し、貿易赤字が拡大する要因になった。
原発に依存しても、それはそれでエラいことになるだけだが。それよりも再生エネルギーを、とはならないのが日経さんである。将来よりも目先の利益、長期的に考えたら全員死んでる、ということか。そういえば、オーランチオキトリウムはどうしたんだろう。日経さんも煽っていたと思ったが。更なる技術的なブレイクスルーが必要、ということならメタンハイドレートも同様なのだが、なぜこちらだけなのか。
また、昨日の大間原発の件についても
安全基準さえ満たされればオッケーのように読める。「経済」新聞なんだから、その「経済性」について問うてはいかが。この文章を読む限りでは、とても採算の取れるシステムではない。どこかから補填する必要があるのではないか。その「どこか」は、もちろん「税金」である。なんらかのフィルターを通すようにして見えづらくするだろうが。まあ「特定ヒミツ法」も出来たことだし、その辺はらくちんになるのだろう。
日本経済の行く末よりも、原発の行く末の方が気になる今日の日経さんなのであった。