自分が乗っている枝を伐る


柔軟に働くホワイトカラーをより多く :日本経済新聞

 

 この件、本当に影響を受けそうな階層が、まるで他人事のようにしているのが目に付く。

 これは、格差というものの「切れ目」を、当初の予定よりもう一段上にずらすという話なのだが、切り捨てられる人たちはまったくのほほんとしている。むしろ現時点では(あくまで現時点)さほど影響のない人たちのほうが、必死で声を上げている。自分の足下があぶないはずの人は、ともすると声を上げる人たちを侮蔑するかのような物言いをする。いいかげんほっといてやりたくもなるが、そういうわけにもいかない。

 

 日経さんにしろ他の新聞社にしろ、自分たちはとっくに「柔軟な働き方をしている」と考えていることだろう。そして、それによって同年代とは比べ物にならない(特にメーカーとは)高給を得ている、とも。果たしてそうだろうか?

 自分が乗っている枝を伐ってるのは、あなた方のように見えるのだが。

 

 

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