もはや「保守」であるということが「反知性主義」そのものなのではないか?

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 2006年の教育基本法改正では、大学の自主・自律の尊重について新たに条文が追加された。首相が「基本法にのっとって」と述べたのは、同法の「わが国と郷土を愛する」のくだりを指しているようだが、大学についての条文にも目配りがほしいものだ。 

  基本法改正に反対した者も賛成した者も、まさかここまで馬鹿をやるとは思ってもみなかったのではないか。

 しかし、それでも「保守」はこの愚挙に諸手を上げて賛成するのだろう。

下村文科相は、各大学への要請は「強制ではなく、お願い」だという。しかしまさに首相が「税金によって賄われている」と述べたように、国立大への交付金のさじ加減は文科省が握っている。そこからきた「お願い」は大学を萎縮させる効果が十分にあろう。

 あべぴょんは本気で日本を滅ぼそうとしているようだ。

 幼児が金魚鉢に「ほらおいしいよー」とオレンジジュースを流し込む図が頭に浮かぶ。

 大学側の抵抗はほとんど期待できないだろう。

 日本は今、「保守と呼ばれるバカ」によって滅ぼされようとしている。

 

 

金魚養画場

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