粛々と対話を続けよということか

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 対話の前にするべきことがあるだろう。

 沖縄に対する非礼の数々についての「謝罪」である。

 そして、現在行なわれている諸々の作業をすべて停止すること。

 でなければ「対」話とはいえまい。

 

 日経さんはとにかく「対話を重ねる」ことで「時間を稼ぐ」ことをすれば、粛々と事が進行していって、終いに向うが諦めて折れるだろう、と考えておいでのようだ。

普天間移設問題でこうした協議にまで支障が生じたら、政府にも沖縄県にもマイナスだ。 

 いや、沖縄には「プラス」だろう。唯々諾々とゴリ押しを飲み込むことで得られる、卑屈な満足によって我が身を腐らせるよりはマシだ。

 そして、政府以外の日本、その他の地方自治体に対しても。

 もはや中央と対峙することなしに、地方は生きていくことができなくなる。 

 今の沖縄の姿は、明日の地方自治体の姿なのだ。

 

 

饗宴―プラトン対話篇 (1950年)

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