柔軟な発想とは何か
それを使えばどんな便利さがあるのかを利用者に示す必要がある。センサーデータを活用して暮らしや仕事に役立つサービスを編み出すなど、柔軟な発想が問われる。
「暮らしや仕事に役立つ」と区切っている時点で、すでに柔軟さを失っている。
私はスマホを持たないが、娘を見ているとLINE以外はほとんどゲームばかりしている。(課金したら取り上げると言い置いてある)
それが普及するには、「役立つ」以前に「おもしろい」ことが求められるのだ。
「体の健康状態をモニターする」などというような生真面目な発想では、またぞろアメリカの後塵を拝することになるだろう。
で、娘と朝方ちょっと話したのだが、
「そういうのなら、エア・ボクシングができるようになるといい」
ということだった。ゴルフグローブのようなデザインの手袋にセンサーをつけ、額か眼鏡につけた小型カメラで相手を認識する。離れたところから打ち合って、パンチが当たったとカメラで認識できたら、それが得点として加算される。近づきすぎると、逆に点がマイナスされる。先に点が積み上がった方の勝ち。
「超ヒツでカメハメハとか打てるといいね」
と言っていた。よくわからんが、面白そうではある。
なんだか親バカさらしな流れになってしまったが、こういう発想の方が「柔軟」と言えるのではないだろうか。少なくとも日経さんのよりは柔らかい。すでに似たものはあるのかもしれないが、室内だけだろう。屋外の公園で子供たちがこれで遊ぶようになるなら一気に広まる。また、別な使い方もそれに連れて提案されて来るはずだ。