なぜ「保守」はかくも幼稚になったのか

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緊張緩和にはほど遠い。 

 

 こういうのって、読者に伝わりやすいからそう書いているのかもしれないが、どうもひっかかる。

 外交での「緊張」が作り出されるのは、片方がその「緊張」から利益を引き出す算段があるときだ。

 そうしたなか、ただ「緊張緩和」のみを望むなら、相手の思う通りになってしまうだろう。

 まあ、米国にその懸念はないとは思う。が、あべぴょんバラマキ外交が不発に終ったにも関わらず、誰もそれを追求しようとしない今の日本は、交渉ごとに対して単純な対応しかできないのではないか。

 

 しかし、こういう「苦言を呈する」のは、昔は保守の役割だった。それが今の「保守」ときたら「ちゅーごくほーいもーだ!」「かんこくははたんする!」「あんぽほーせーでじぇんぶかいけつ!」という幼稚さ加減である。

 

 もし安保法制が通り、自衛隊がittaikaとやらをしたなら、事態は余計に複雑さを増すだろう。今の日本の政府及び外務省にそれを乗り越える力量はあるまい。

 むしろ日本は友好的に振る舞うことで、相手の行動を制御しうる立ち位置にあると思うが……現政権にそれは望むべくもない。 

 

なぜ日本人はかくも幼稚になったのか

なぜ日本人はかくも幼稚になったのか