産経になってゆく日経さん
何もしなければ四島のロシア化は着実に進み、解決の道は遠のくばかりだ。交渉を前進させるには、あらゆるレベルの対話を途切らせないことが大切だ。
集団的自衛権が通った時点で、すでに返還の可能性などゼロだが、国内向けには「まだまだまだ、終らんよ」というポーズをとっていないとならないわけだ。そして、日経さんもそのかっこつけに協力している。
なんともバカげた話だが、これも「公正中立」というやつなのだろう。
さらに、せっかくアベノミクスが新・三本の矢を示したというのに、日経さんは本紙でなにやら書いただけで、社説の方は黙りである。買収したFTの社説を翻訳して載せただけだ。
こういうのは、どういったらいいのだろう。
あえて触れないことで、援護しているということなのだろうか。
今現在、日経さんの「社説・春秋」のページをクリックすると、以下のようなレイアウトになっている。
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なにやら、米中会談に関する社説だけが妙に目立つ。
経済よりも対中国の対策が優先、という「保守」の方々の思惑におもねってのことだろうか。
日経さんが産経化しつつあるように思える、今日この頃なのである。