イクメンとかいう「サルの論理」
日経さんはちょくちょく埋め草社説を書くが、今回のはとりわけひどい。
そのためには、職場の風土と働き方を変えていくことが重要だ。とりわけ硬直的な長時間労働にメスを入れることがカギを握る。
まったくそれに逆行するホワイトカラーなんちゃらに、諸手を上げて賛成なすったのはどこのどちらさんでしたっけ。
今後は働きながら介護を担う人々も確実に増える。働き方の見直しは、仕事と介護の両立のための処方箋ともなる。男性の育児の後押しを、多様な人材を生かせる、柔軟で働きやすい職場にするための一歩と捉えたい。
これはもしかして、アベノミクスの新たなる「矢」について言おうとしているのだろうか。
念のためことわっておくと、「核家族化」は戦前から始まっており、古き良き大家族などというものは幻想でしかない。
その幻想にすがって福祉を削ろうとしている政権に対し、日経さんはイクメンがどうしたとか言ってお茶を濁しているわけだ。
子育てに必要なありとあらゆるものを圧迫し、あげくに「イクメン」などという浅薄なイメージでごまかそうなどというのは、おむすびと柿の種を交換するに等しい詐欺である。
現政権を「信じたい」日経さんにとっては、それが当然の行為なのかもしれないが。