学ぶだけ学んで実践はなかったのか - 「サルの論理」と「カニの信用」

　なんかデジャヴを感じる内容だな、と思ったら、一昨年にもこんな社説が書かれていた。

　日経さんはよほどGEがお好きのようである。

　日経さんが誰に向ってこの社説を書いているかというと、まずは日本の電気屋さんたちであり、最近では「東芝」ということになるだろう。

　GEは日立と原発で強いつながりがあり、東芝とはそれ以外の発電で連携していると言う。

　今のところGEが原発から手を引く動きはないが、もし利益が上がらないようであれば、日本のようにぐだぐだせず容赦なく切り離すだろう。

　原発「村」が存在するように、一部の日本人にとって原発は採算を度外視してでも存続させるべきもの、と考えられている。彼らの熱心さは、ややカルトじみていると言ってもいい。

　例え原発だろうが、あくまで事業の一部でしかない、という認識くらいはGEから学んで欲しいものだ。

　原発信仰が東芝を追いつめた。

　やがて日立まで餌食にならないことを祈る。