無重力空間で重みを説く日経さん

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 そんな者を守らなくとも、政権の支持率は上がる一方なのだから、守ろうなどとは思わないだろう。まあ、ちょっと気が向いたら守ることもあるかもしれないが。

 

国会で「答申を尊重する立場にある」と答弁してきた安倍晋三首相の言葉はどこにいってしまったのだろうか。 

  

 どこにいったもなにも、始めからないようなものだ。適当に言い放してるだけである。むしろ言葉に重みなどない方が、信者たちが必死に弁護してくれて都合がいい。

 

 本来なら日銀のマイナス金利と合わせて、なんらかの政策を打ち出すべきだったが、あべぴょんには無理な高さのハードルだろう。

 しかし、それでも政権は盤石だ。世界恐慌が起きようが、日経平均が暴落しようが、支持率が下がることはない。

 よしんば下がったとしても、経済状況が悪化していくなら心配ない。

「消費税増税取りやめ」をちらつかせつつ解散総選挙すれば、大勝利間違い無しである。そうして得た議席を錦の御旗にして、とっとと改憲してしまう。現時点で根強い反対があったとしても、変えてしまえばまた支持率は元通りである。いや、逆に「平成の大宰相」として熱狂的に支持される確率が高い。

 

 そういう展開になるには、経済状況が悪化していた方が都合がいい。

 あべぴょんは手を拱いているだけで、お望みのものが手に入るわけである。日経さんが「信じて」いるように、経済のことなどやってくれるわけがない。

 「経済で、結果を出す」とは、「経済(を悪化させること)で、(改憲という)結果をだす」ということなのだろう。

 

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