犬のしつけに失敗すると犬に振り回されて大変なことになるということだ
事前の予想通り、改憲への準備が整ってしまった。
私なりの呼び方をさせてもらえるなら、「改憲なき改憲」への準備である。
日経さんは、また経済が後回しにされそうになって慌てるだろうな、と思ったら案の定こんな社説を書いていて笑ってしまった。
まあ、今更何を言おうが無駄である。
「あっちの方がいい」となれば、あっちに向かって走って行ってしまうんだから。
しつけに失敗した犬みたいなもんだ。
しかも犬というやつは、しつけに失敗すると自分が飼い主より偉いと思ってしまう。
それからしつけ直そうとすると、飼い主の手を噛んだり、嚙み殺したりしてしまう。
(言うまでもないが、犬はあべぴょんで飼い主は国民である)
安倍晋三首相自身が認めているようにアベノミクスは「道半ば」である。ここはまず経済再生に政権の力を集中し改憲は議論段階として取り組んでいくのが適当だ。
小泉前政権での選挙勝利を背景にあれもやろう、これもやろうと「政権の罠」に、はまって失敗したのが第1次政権だった。政治のリアリズムが分かり、政治家として成長した首相のことだから、まさか同じ轍(てつ)は踏むまい。
強調は言うまでもなく筆者による。
なんだか、ドラ息子に悩まされる母親のような言いぐさだ。
日経さんはまだまだ信じることをやめられないらしい。
犬のモンダイ行動の処方箋 ―ケーススタディでわかる犬のしつけ―
- 作者: 中西典子
- 出版社/メーカー: 緑書房
- 発売日: 2011/12/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 1人 クリック: 1回
- この商品を含むブログを見る