孔明の罠ですらない

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 『三国志』の広告が話題な日経さんだが、同一労働同一賃金については末期漢王朝のごとく守旧的である。

 

重要なのは非正規で働く人たちが仕事に必要な技能を高め、貢献度を上げられるようにすることである。

 

 同一労働同一賃金は、そのように企業向けの生産性アップに努めるものではなく、労働者(消費者)の購買力維持のためのものである。

 

 基本給については、職業経験や能力などに違いがあれば差が許容されるとした。賞与も会社の業績への貢献度に応じた支給を認めている。

 

 待遇の差の理由について従業員への説明を企業に義務づけることは見送られた。

 

 これでは骨抜きもいいところだ。日経さんはホッとむねをなでおろしたことだろう。

 

生産性向上が賃金上昇を後押しする流れを広げる必要がある。

 

 とにかく、下々の者たちをガンガン働かせるのが先で、それに対してどの程度賃上げするかは経営者の胸一つということである。

 まあ、こんなことだろうなとは思ったが、それでも政府は「同一労働同一賃金をやったぞ!」と言いふらし、下々は「自民党様のおかげだ安倍様のお力だ!!ナンマンダブナンマンダブ!ナンミョーホーレンナンミョーホーレン!!」とツイッターあたりで騒ぎ、あべぴょんを信じてやまない日経さんは「諸葛孔明も及ばぬ安倍様の叡智!!」ともちあげまくるのだろう。

 

 全力でその場で足踏みする政権 の本領がまたも発揮されたわけだが、日経さんは「これぞ改革!」と声高に語ることだろう。

 そうすれば、この先消費が上向かなくとも、「せっかくの同一労働同一賃金を活かしきれていない。労働者の側が!」などと、堂々論陣を張れるというものである。

 

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