慰安婦問題を本当に解決し、さらに全世界から尊敬を集めるためのたった一つの方法
ひどいタイトルの社説である。
加害者側が「まあ少し落ち着けよ」などというセリフを口にするのは、加害意識に欠けているか、相手を極端に低く見ているか、意図的に侮辱しているか、のどれかである。どれであっても、人間として最低の行いであることは確かだ。
慰安婦を「捏造」だと騒ぐのは、大脳皮質に特殊な線虫でも棲み着いていない限りありえないだろうと思っていたが、
やむを得ぬ対応だが、
放置しておけば既成事実化される恐れがある
慰安婦問題が蒸し返されないよう、警鐘を鳴らす
こうした文言を平気で書き付けるあたり、日経さんもかなりの数の線虫を大脳皮質に飼っておいでのようだ。
では、慰安婦問題を本当の意味で「解決」するにはどのような行動が必要とされるだろう?
日本側の真摯な謝罪が最低の条件としてあるが、線虫だらけの「保守」の皆さんは、「もう十分謝罪した。これ以上どうしろと」などと口にする。
なぜ日本の「謝罪」が通じないのか?
それはもちろん、これが「謝っただけでは済まない問題」だからだ。
慰安婦問題をただ日韓だけの問題とし、二国間だけでカタをつければそれでよし、とする態度がすでにして欺瞞でしかない、ということもある。
アウシュヴィッツがドイツとユダヤ人だけの問題ではないように、「慰安婦」は人類全てに普遍的な問いを投げかける課題である。
ならば日本には、その「慰安婦問題」を全人類的なテーマとして提出し、その問いを自ら率先して世界中に投げかけることが求められる。
そして、現在も世界各地で起きている「性奴隷」の問題について、国連なりで声を大にして非難し、日本がその問題の解決に向けて全力を挙げて取り組むことを宣言すべきだ。
さらに世界中からその情報を集め、「性奴隷」の解放に国家をあげて尽力し、そのための費用を惜しげ無くつぎ込み、必要ならば日本国内に「被害者」たちを住まわせる施設を作り、最高のカウンセリングによって「被害者」たちが通常の人生を取り戻せるように手助けするのである。
目指すは「第二の奴隷解放」としての全世界の性奴隷の解放だ。
このようにすれば、日本の「謝罪」が本物であると認められるばかりでなく、日本という国が世界中から尊敬を受けることになるだろう。「慰安婦」について日本を指弾するものは、限りなく少数になるはずだ。
まあしかし、そのためにはまず自国内の人身売買を殲滅することが求められるわけで、「人権」を嫌悪してやまない現政権にはかなり難しいとは思うがね。
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