で、アベノミクスって自由経済なの?

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 1度目の悲劇はすでにして忘却の彼方、おそらく1世紀近く前にあったと思うが、歴史というやつは律儀に2度目を「喜劇」として演じて見せてくれている。

 共産党自由貿易の保護を訴える日が来るとは、誰が予測し得ただろうか。しかも、状況はその「お笑い」を受容せざるを得ず、ツッコミの手も途中で凍りつくほど寒々としている。

 

 とはいえ、日経さんとてその「喜劇」の重要な登場人物である。

 自らが信じてやまないあべぴょんを「自由経済の旗手」として持ち上げているからだ。

 で、ここで疑問なんだが、アベノミクスって「自由」経済なの?

 自由の定義は人それぞれにズレはあるだろうが、国債を買い取り、為替を操作し、銀行に金を流し、上場企業の筆頭株主を公的機関が占める、という状況について、それを「自由」と呼んでいいのだろうか。

 

 まあ、強者が弱者を見捨てて顧みないことを「自由」と呼ぶことについて、日経さんとあべぴょんの価値観は一致しているようだがね。

 そして、トランプとも。

 あべぴょんが自由なら、トランプも同じくらいに「自由」なんだ、と認識すべきだろう。

 

 

自由からの逃走 新版

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