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株主様がお怒りです

サルの論理 日経

www.nikkei.com

 「のれん代」とはよく名づけたものだと思う。

 この単語を聞いてイメージするのは、女衒が買い取った娘に「お前には莫大な借金があるんだ。体で返してもらうぜ」というやつである。女衒が金を払ったのは娘の親か、もしくは娘を面倒見ていた誰かであり、娘自身が借金を負っているわけではない。しかも勝手に多額の金を払ったのは女衒であって、娘はあずかり知らぬことである。

 のれん代とはこの場合の借金のようなもので、買い取られた娘ならぬ会社から収奪することで回収することになる。

 もちろん失敗することもあるわけで、ソニーの場合は娘にタチの悪いヤクザのヒモがくっついていたようなものだろうか。

 

 低劣な例え話はこの辺にしておくが、M&Aと呼ばれるものが経済に「健全な」成長をもたらすとは思えない。

 上手くすれば業務拡大の手間をなくすことができるわけだが、そうすることで会社の中に「やったもん勝ち」という浄化し難い空気が充満したなら、それは企業にとって良い未来をさえぎるものとなるだろう。

 それが東芝の「不正会計」の淵源となった、という道徳の教科書のようなことは言わないが、こうした状況をもたらしたのは企業に利益のみを求める「株主」たちであることは確かだ。

 

 有価証券報告書を丹念に読めば、減損についての経営判断を知ることができる。ある程度は損失発生のリスクを察知し備えることも可能だ。とはいえ、時間の制約があり経験に乏しい個人投資家の目に、減損の発表は唐突に映ることが多い。損失が巨額な場合は、企業や株式市場に不信感を抱くきっかけになりかねない。 

 

 やれやれ、担任にテストの結果についてねじ込んでくるモンスターペアレンツのような物言いだ。

 日経さんにとって株主様が大事なのはわかるが、まるで右も左もわからぬ深窓の令嬢のごとく扱うのはいかがなものだろうか。

 企業の株を買い、さらにそれを売ることで「利益」を得ようと考えるからには、生き馬の眼が何個抜かれようが当然と思わねばならないのではないか。

 こんなことで怒る「株主」様とは、

 

togetter.com

 

 ↑こういうのと同類で、IRなんか手に取りもしないのだろう。

 

 

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