企業様は少々おむずかりのご様子
株主と企業、どっちが大事かと問われれば、右顧左眄首鼠両端な日経さんである。
昨日は企業側にものを言ったので、今日は株主の番である。
日本企業が特に対応に苦慮しているのは、真意をつかみかねる提案だ。過去には野村ホールディングスの総会で「トイレをすべて和式にする」「取締役の呼称を『クリスタル役』とする」などの提案が出されたことがある。
こういう時、わかりやすく極端な例を出してユーモアを醸し出すのが、角を立てないコツである。総会屋がどうとか持ち出すのはゲテのすることだ。
まあしかし、最近はどこもかしこも洋式ばかりで、いざという時雉射ち・花摘みができないんじゃないのか。「お花摘み」はお嬢様用語のように言われているが、元々の意味は屋外で
閑話休題。企業の本音としては、株主は黙って株だけ買っててくれればいいというところだが、株式を公開するなら社会的な公器としてそれを表に出すわけにはいかない。
株主と企業が建設的な関係を築くためにはどうしたらよいか。それが多岐にわたる議論の出発点だ。
それより、株主&企業の「二人のため世界はあるの」的な日経さんワールドに閉じこもっていたら、「建設的な関係」とか言って何を「建設」するのやらわかりゃしない。
互いの欲望だけをぶつけ合っているのなら、周辺への影響は「破壊」のみで、「建設」などはどこにも成り立たないと思うが。
まあ、株主&企業とその代弁者である日経さんにとっては、それ以外の「民」なんぞはチャコールブリケットほどの価値もないんだろうけど。
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