豊中の検証には何が不必要か

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 この件、果たしてどう転がるか、まだ小池百合子自身もよくわからないのではないか。

 しかし、去年の今頃なら豊洲移転に文句をつけただけで、「サヨク」のなんのと山ほど難癖つけられたはずだが、変われば変わるものである。小池自身が左傾化したわけでもなんでもなく、ちょいと小藪をかき分けてみたら大蛇がいびきをかいていてびっくり、というところだろう。

 

 ここで気になるのは、世の中に嫌な流れができている、ということだ。しかも、現状に批判的な人までがその流れに乗せられている。

 小池百合子を批判しようとすると、「じゃあお前は豊洲移転に賛成なのか」と返されるので、ただ批判するだけでなく「豊洲移転反対」というエクスキューズをいちいちおまけしなくてはならない。

 これは、思ったより批判の矛先を鈍らせるものだ。

 似たような構図に、つい最近あったなんとかいうタレント(何度名前を聞いても忘れるし、検索するのも面倒)の出家騒動がある。ロクでもない労働環境のプロダクションが責められるのは当然だが、その救済先がよりにもよって「幸福の科学」だというのだ。

 タレントの自由意志が阻害される業界の慣行を非難するのは当然だが、そうすることが自然と幸福の科学アゲに繋がるかのようになってしまっている。

 こうした事例も、幸福の科学への批判の矛先を鈍らせられてしまう。

 で、多くの人が忘れていると思うが、小池百合子幸福の科学は、以前繋がっていた。というか、今も繋がっている疑いが濃厚である。

 これは一体なんなのか。

 

 ところで、豊洲はさておき豊中の国有地の件、日経さんはさっぱり音沙汰なしである。

 まあ、あべぴょんを「信じてる」日経さんのことだから、信者としては当然のことなのかもしれない。

 でも、ガン細胞を切除するチャンスなんだから、現場の人たちはちゃんと情報収集しといた方がいいと思うよ。ガンてのは、日経の上の方のあれね、あれ。