憲法9条がなくなったらやってみたいこと
また日経さんがどんくさい社説を書いている。
トランプはその退屈きわまるくそったれな「現実」を叩きこわすことを期待されて当選したわけで、現状のあの男の振る舞いはまったく支持者たちの願望にかなったものだと言える。
その証拠に、
トランプに投票した人たちの支持はまったく揺らいでいない。
やがてトランプの経済政策は支持者たちを痛めつけるだろうが、それでも多くの人たちがトランプ支持をやめないだろう。彼らの真の願いは、自分たちの生活レベルの向上ではなく、普段偉そうに賢しらなことを言い垂れているクレバーな連中に頭を抱えさせ、彼らに向かって鼻翼を親指で抑えつつ手のひらをパタパタさせてぶーすることだからだ。
そして、その状況は呆れ返るほど日本と似通っている。
国際関係における現状の混乱は、ほとんどがトランプの人間性に端を発しているが、それに比べて日本がまだ理性的な振る舞いができているのは現行憲法のおかげである。決してあべぴょんがトランプよりマシだからではない。あべぴょんとトランプは、知性はどうあれ、品性についてはほとんど同格だからだ。そのことは、シリアへのミサイル攻撃に、あべぴょんがいち早く賛意を示したことからうかがい知れる。
おそらくあべぴょんはあの攻撃を見て「あんなこといいな、できたらいいな」と羨んだことだろう。
憲法9条がなくなったら、ああやって気に入らない国にミサイルをしこたま叩き込んだり、自分のやりたいことが上手くいかない時には、てきとうな理由をつけて爆弾を雨あられと降らしたり、ということがしたいのだ。それには現在の解釈改憲による戦争法案ではまだ足らないのである。
そういえば、「アメリカとの戦争に巻き込まれることはない」とか断言していたと思ったが、本人はとっくに忘れているんだろうな。