あべぴょんがんばれ的な北朝鮮

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 あべぴょんと北朝鮮は「敵対的共犯関係」にある。

 「敵対的共犯関係」とは、実は裏で正恩とあべぴょんが手を結んでいて、あべぴょんがピンチになると正恩がミサイルを撃つ、などという幼稚な陰謀論ではない。

 互いに敵対することが、そのままお互いを支えてしまうことになる、という強権的な政府による外交ではしばしば起こることである。

 で、今回、北朝鮮はその「関係」をアメリカとも結ぼうとしている。今までフラれっぱなしだったが、政権がトランプに代わって可能性が高まってきたのだ。

 

 さて、この問題、ちょっと考えてみれば、日中韓が緊密な関係を結べていたならば、起こり得なかったことだとわかる。

 しかし、中韓に対して強硬なポーズをキメてみせることで支持を得たあべぴょん政権では、そのような芸当はとうてい無理だ。

 日本が元となってもたらされた東アジアの混沌が、北朝鮮を大いに利している。

 つまり、正恩にとって、日本の政権があべぴょんである限り、自分はいくらでも好き放題できるし、かねてより意中の存在だったアメリカにも堂々とアプローチできる、というわけだ。

 

米国や日本は中ロを粘り強く説得していくべきだ。

 

 政権が現状である限り、それはまったく効果がないだろう。

 日本も、そしてアメリカも。

 

 

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