もはや北方領土は歯牙にもかけてもらえない

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 「あの、北方領土を譲りますから、北朝鮮の方をなんとか」

 「いや、もう北方領土はもらってるから、もっとなんか出せ」

 交渉を2行にまとめるとこんなところか。

 あべぴょんを「信じてる」日経さんは、わざわざタイトルに「北方領土」銘打っているが、実際の交渉は北朝鮮問題がメインだろう。

 

 首脳会談では核実験を強行した北朝鮮への対応も主要議題となり、地域の安定を脅かす深刻な脅威だとの認識では一致した。

 だが、首相が「最大限の圧力」を求めて石油禁輸などへの同調を促したのに対し、大統領は「対話による解決」を重視する立場を曲げなかった。両首脳の会談は通算で19回。日ロの溝はなお深い。

 

 北朝鮮への対応「も」、などと書いて、失敗の印象を薄めようとしている。

 印象操作って、こういうのを言うんじゃないのかね?

 

 だいたい、こんなにロシアに付け入る隙を与えたのも、あべぴょんによる中韓外交の「大」失敗が根底にあるわけで、刈り取る能もないくせに、タネを撒き散らすんじゃないよ、と言いたくなる。

 この「大」失敗の要因は集団的自衛権を認めたことがあり、山火事を消そうとして、水とガソリンを取り違えたような仕儀となっている。

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 ついこないだまで、「北方領土が返ってくる!あべぴょん様万歳!!」と煽っていた馬鹿どもは、自ら口を縫ってもらいたいものだ。

 しかし、馬鹿どもはまた「安倍外交は百点満点!」と湧き上がるのであろう。

 

 

闘魂外交 ─ なぜ、他の政治家が避ける国々に飛び込むのか?

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