現実を見たくない人のための外交報道

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 なにやらいきなり雪解けムードで、尖閣も南沙もなかったかのようだ。

 やはり外交については中国の方が一枚も二枚も上手である。あべぴょんの「チューゴクホーイモー」など、子供の落書きも同然となった。

 バラまいた金はなんの効果もなく、相手国に吸い取られるだけで終わるだろう。バラまくふりして日本企業が優先的にいただく、というやり方はすでに周知される所であり、多くの国で対策済みである。それとも、親玉のアメリカを見習って、援助を表明しながらもあれやこれやいちゃもんをつけ、実際にはほとんど払わない、という技を使えるだろうか?

 

 あべぴょん、トランプ、習近平の三人には共通点がある。「人権が嫌い」ということだ。

 しかし、この三人の中で一番頭が良いのは習近平であろう。

 「人権嫌い」をアドヴァンテージとして利用したのは、ただ中国だけだった。

 この所の外交のあれやこれやを眺めていると、日米は全く手玉に取られている。

 それでも「安倍外交は百点満点!」で、マスメディアのトランプ歓迎祭のおかげで支持率も上がっただろうから、あべぴょんは御満悦だろう。

 

安倍首相はまず自らが適切な時期に訪中し、次に習主席も訪日する案を提起した。習主席は首脳往来を含む関係改善に前向きな姿勢を示している。今こそ日中関係の新たなスタートに向けた準備をすべき時だ。

 

 今のうちにもっとマシな人間に総理を交代させないと、また手玉に取られて終わるだけだと思うがね。

 それでも国内では賛美ばかりになるから、現実を見たくない人にはこっちの方が良いんだろうけど。