「水槽のピラニア」の話はフィクションだそうだが

 熱帯魚を輸入するとき、水槽に入れて船で運ぶのだが、だいたい半分くらいは死んでしまう。そこで、水槽にピラニアを一匹入れておくと、ピラニアに食われるやつもいるが、生存率は7割くらいまでアップする。

 故山口昌男がこの話を好んで口にした。もちろん水槽は「学会」で、ピラニアとは山口昌男自身である。

 そして、このテの面白い話は、御多分に洩れずフィクションである。

www.nikkei.com

 日経さんが企業アクティビストとやらについて、ザリガニのように腰の引けた社説を書いている。

 日本企業がとんでもない目にあわされているので、それを非難したいのは山々なんだが、非難してしまうと普段自分が主張している「自由な経済活動」と矛盾してきてしまうからだ。

 それで仕方なしに、「水槽のピラニア」理論を持ち出して来る。

 

 

 アクティビストの存在は、経営に緩みを許さない緊張感につながり、企業を鍛える意味がある。半面、短期的な巨額配当や資産売却に走りすぎれば、長期的な収益機会を奪う危うさもはらむ。 

 

 何言ってんだか。自分が得したせいで相手が潰れようがどうしようが、全く気にも留めないのが経済活動の「あるべき姿」だったのではないか。

 日経さんが企業アクティビストとやらを批判できる余地など、アブラムシの目玉ほどもない。

 

 ピラニアを水槽に入れると弱った魚から食ってしまうものだ。

 日本企業もそのM&Aの下手さ加減から、企業アクティビストに目をつけられていることだろう。

 もういっそM&Aなんかやめたらいいんじゃないのかね。

 時に日経さん、FTの経営はいかがですか?

 

ピラニアナッテリー(約1.5-4cm)<5匹>

ピラニアナッテリー(約1.5-4cm)<5匹>