終止符ならすでに打たれている
日経さんは気を使って「停滞」と呼んでいるが、明らかに「後退」している。
当然の話で、日本はプーチンからすればはっきりと敵陣営の国であり、そんなのと言われなく仲良くする必要などないからだ。
プーチン氏、会談に遅刻 会見の質問も取りやめ - 産経ニュース
あべぴょんはまた恥知らずにも「ウラジミール」などと呼びかけたかもしれないが、それは相手からの軽侮を招く幇間の仕草でしかない。
まさかとは思うが、ここで日露交渉を前進させて、一発大逆転とか虫のいいことを考えていたんだろうか?いや、逆転どころか「そろそろプーチンも言うこと聞いてくれるんじゃないかなあ」、などとふわふわ妄想していた可能性も高い。幼児によくある、無根拠な甘えを「当然」と考えるアレである。
だいたい「集団的自衛権」を認めた以上、日本はアメリカの言うがままに戦争する国になったわけで、ロシアにとってはあからさまな「敵国」なのだ。
どんな見返りがあろうと、敵に軍事拠点となりうる領土を渡すなど、普通の政治家ならするわけがない。
逆にそんなことを相手に期待するのは、普通「以下」の政治家だけである。
「私たちの世代で終止符を打ちたい」
その終止符なら、もう打ったではないか。自分自身の手で。安保法制とやらが、それにあたる。
もはや北方領土返還は、いきなりロシアが崩壊でもしない限りありえない。
こんな外交は、ルールもわからず将棋を指してるようなもんだ。
モリカケでも似たようなことになっているが、それは厚顔無恥とかではなく、ただただ「無知」なのだ。
周囲の頭がいいはずの人間がそれに振り回されていたり、日経さんが地球の中心であべぴょん愛を叫ぶもんだから、ついつい勘違いしそうになるが、あべぴょんは普通レベルの人間を大きく下回るほどの「無能の人」なのである。