でもカジノはOKなんだ
資金洗浄(マネーロンダリング)対策も不十分だった。国境を越えて流通する仮想通貨を使ったテロ組織などによる資金調達は国際社会の重大な関心事だ。
仮想通貨のマネロン問題が取り上げられるたびに思うのだが、
「じゃ、なんでカジノはOKなんだ?」
ということである。
カジノは仮想通貨よりずっとマネロンの使い勝手がいいはずだが、政府は無理矢理に推し進めようとしている。
やはりそれは「使い勝手がいい」からだろうか。
反社会的勢力の資金源にならぬよう、口座開設に際して本人確認を徹底するのは金融取引を仲介する事業者の初歩的な責務だ。新規口座の獲得にばかり力をいれすぎる姿勢は改めるべきだ。
反社会勢力ではなく、「政治家」だったらいいのだろうか。
仮想通貨は裏金の「運搬」には多少効率がいいが、裏金作りに関してはカジノに負ける。
そういえば「共謀罪」なんか、半分以上マネロンに関することだが、こういう流れを見ると、やはり恣意的に運用されるのが前提になっているんだな、とわかる。
日経さんが「やさしく苦言を呈している」ところを見ると、今後この流れがとどまることはないのだろう。
やれやれ。