果たして自衛隊とはいかなる存在か
この事件の第一報を耳にした時、以前同じような事件が起こったことを思い出した。
「元自衛隊員が」
「刃物で」
「交番を襲い」
「警官を殺傷し」
「拳銃を奪った」
これらの事項が共通する事件は、練馬区の中村橋で起きている。
平成元年のことだから、ほぼ30年前のことだ。
自衛官は、その気になればナイフで警官を襲撃し、拳銃を奪うことができるわけだ。
軍隊と警察は、古今東西仲が悪い。
たとえば、戦前の特高と憲兵は似たようなものとしてとらえられがちだが、不仲なことは当時でも有名だったという。
事件発生直後、容疑者が拳銃を持っていることが学校側には伝えられていなかったという。緊急事態が起きた場合の、学校や地域への連絡のあり方も課題となる。学校側も銃を持った不審者の侵入までは想定してないところが多いのではないか。児童の安全を確保する手順や方法について、いま一度見直しを加えてほしい。
日経さんはまた適当に穴埋め社説を書いているので、事件の重大さに比して、凪いだ海のマンボウのようにのんびりしたことしか言えていない。
「警察を襲って銃を奪う」などということを発想し、しかもそれを実行に移せるというのは、どのような存在なのか。
それは、反社会的勢力である。
今回のこの事件から、自衛隊というのは潜在的な反社会勢力だ、ということがわかる。
あべぴょんは憲法に自衛隊を明記したいそうだが、それは遠からず日本社会を崩壊に導く措置でしかない。
もし朝鮮戦争が終結したなら、自衛隊はそのレゾンデートルの過半を失う。
さっさと災害救助隊に再編した方が、後世に禍根を残さないだろう。