自民亭はいつ「自民党」に戻れるのか

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 なんかもう、「どうせ自民亭以外に選択肢はないだから」とでも言いたげな、余裕綽々の社説である。

 日経さんがいかに自民亭と一体であるか、ここによく表れている。

 

 保守に大きく傾いた党内構図を見直し、リベラル勢力を育んでいこうとする動きもある。安倍路線を否定するほどではないが、領袖のひとりは「いざというとき、2本足の方が安心だ」と語る。 

 

 どの口が言うことやら。

 今の自民亭に「リベラル」などという高度な選択肢を与えることは、ドバミミズに腕立て伏せを強要するようなものである。

 それよりも、もっと「まとも」になる、というのが「幅」を広げるために必要だろう。

 そしてそれは、日経さん自身にも言えることである。

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 日経さんはカジノについて、一応苦言を呈しているようではある。

 それなら、西日本で大水害が起きている最中にカジノ法案を通したことについて、なぜ一言も触れないのか。

 カジノの是非云々よりも、それこそが自民亭の本質を批判することになってしまうからか。

 

 自民党議員がよく口にする「責任政党」という言葉の意味をもう一度かみしめてもらいたい。 

 

 自民亭は最低限の責任すら全うしていない。

 そして、その無責任政党を「野党がもっとしっかりすべきだ」などというセリフで甘やかしているのが、日経さんとその仲間たちなのである。

 自民亭はとりあえず、普通に「まとも」な政党になることが求められる。

 でなければ、いつまでも自民党ではなく「自民亭」と呼ばなくてはならなくなる。 

 

まともがわからない

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