昭和をトリモロス欲望としての「令和」
元号が新しくなったので、少しコメントを述べておく。
「令和」だそうで、一部の人たちが懸念したようなことにはならなかった。
しかし、「もう一度昭和になりそうだな」という戯言は、半分当たってしまった。
漢字の字面では、「昭」と「令」の「刀」っぽい部分が共通している。
読み方も、「りょうわ」という響きを裏に秘めている。
それは、政権の抱える「トリモロス」怨願の現れというより、日本国民の無意識の欲望としての「昭和をトリモロス」の漏出というものかもしれない。
ともあれ、国民のほとんどはこの決定を歓迎するだろう。
それでいて、このどこか気恥ずかしい元号の使用頻度は減っていくだろう。
人名は「のりかず」と読むそうだ。