まるで声のない反乱のような


足踏みの景気、成長戦略で下支えせよ :日本経済新聞

 

 「足踏み」と日経も認めざるを得なくなったようだ。正直私ですら、7月以降の停滞ぶりは予想以上だった。

 というのも、相変わらずあべぴょん内閣の「支持率」とやらが高いからで、内閣を支持する声が半数を超えているのが常態であるのなら、庶民は増税を受け容れて消費を回復してしまうことだろうな、とややひねくれて楽観視していたのだ。

 では、内閣を「支持」している人は、いったい内閣の何を支持しているのか。アベノミクス抜きには支持などできないと思うが。

 消費税10%に向けてすべては順調だ、と主張したい日経が「足踏み」と言うのだから、実際は後退しているとみてもいいのではないか。

 現政権は庶民の声に聞く耳を一切持たず、またマスコミも重ねてフタをするという現状にあって、その声を響かせるのは日常の経済活動でしかありえない。

 消費しないということは、未来を信じないということだ。

 それは未来を保証するはずの、社会の上層部を信じないということでもある。

 あべぴょんを支持するとされる国民の半数は、本当に支持しているのだろうか。

 

 

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