2016-01-01から1年間の記事一覧

じゃ、オリンピックやめろや

www.nikkei.com 年末でもあることだし、無難なこと書いてちょっと埋めとこうか、てな調子の社説である。 それだけに、普段は気をつけて隠している部分がガラ空きになっている。 日本に必要なのは中長期の視野で成長を底上げし、経済や社会を安定させる改革の…

もはや危機と呼ぶ段階も過ぎているように思えるが

www.nikkei.com またぞろ少子化による「危機」である。 それについては以前エントリーを書いた。 osaan.hatenadiary.jp 「愛国心」とは国のために命を捨てることだ、などと臆面もなく口にする政治家がふんぞり返っているうちは、出生率の増加など望めまい。 …

孔明の罠ですらない

www.nikkei.com 『三国志』の広告が話題な日経さんだが、同一労働同一賃金については末期漢王朝のごとく守旧的である。 重要なのは非正規で働く人たちが仕事に必要な技能を高め、貢献度を上げられるようにすることである。 同一労働同一賃金は、そのように企…

プーチンが来た!

www.nikkei.com プーチンが観光ついでに首脳会談をしていった。 この件については、ちょっと前にこんなエントリーを書いている。 osaan.hatenadiary.jp だとしても、北方領土が返還されるということはありえないことではない、かもしれない。 しかしその時は…

同じ穴の狢が吠えあっているからと言ってどちらかを応援すればいいというわけではない

www.nikkei.com 「グローバリズム」を引っこめ、「自由」という普遍的価値を前面に押し出した、日経さんの力作である。と言っても、詐欺的だが。 もしかすると、あべぴょんの方にも同様の「示唆」が与えられているのかもしれないが、まあとにかく、ポロロッ…

対称的であるようでいて非対称であることについての仮説

塩と砂糖は調味料としてよく対になって扱われる。 両方とも料理の味を決定づけるものであり、白い結晶状の粉であり、それゆえよく間違われてしまう。 しかし実体としては、化学的にまったくの別物であり、互いの味付けに陰影を与えることはできても、相補的…

日経さんが「努力」を求めるとき自分は努力しないつもりでいることが多い

www.nikkei.com まあ、なんか言ってるわけだが、総理自身がネットでデマを垂れ流し、それについて反省もせず、また周りも反省を促すことすらできない、という状況にあっては、ただ空しいばかりだ。 現在においてもネットではデマが恒常的に飛び交っており、…

あてとふんどしは向こうから外れる

www.nikkei.com www.nikkei.com いろいろ書いてはいるが、つまり 「トランプのせいで、すっかり当てが外れてしまった」 ということである。 それなのに円安ドル高となり、日米ともに株がぐんぐん上がっているので、日経さんとしては口を開けてあうあうあと声…

カジノでクールジャパン(笑)とかやるようになるんじゃないの?

www.nikkei.com まあ、色々と思惑が飛び交ってこうなったんだろうし、マネロンに使われるとかはもう散々言われていることだ。貧乏なはずの男がなぜか大金を持ってて、訝しむと「競馬で大穴当てたんだよ」と言い訳する、というのは昔からあったことである。 …

日本がデフレから脱することができるかどうかは共産党の活躍にかかっている

www.nikkei.com 企業は制度導入に向けた対応を急ぐべきだ。 いや、対応を急ぐべきは企業の方ではない。常に企業に味方し、企業の側に立って考える日経さんがそう言うのは仕方のないことかもしれないが、これはむしろ企業よりも労働組合の問題である。 アベノ…

小手先を口先でごにょごにょする日経さん

www.nikkei.com 人口が減り、人手不足が広がる日本経済を活性化するには、パートで働く人にもっと活躍してもらう必要がある。 しょっぱなからこれである。 日経さんは、自分の言いようがおかしいことにまったく気づけないようだ。 「パート」が「活躍」? 社…

水がタダだと思ってる人間とか実在するのだろうか?

「日本人は水と安全はタダだと思っている」とかいうのは偽ユダヤ人の言い草だったか。 そんな日本人は、山の手で暮らしているテニスが趣味の坊ちゃん嬢ちゃんくらいだったと思うが、なにやら国際感覚のリアリズムがどうとかで、このセリフは随分ともてはやさ…

分断をあおってるのは誰か

なんかまだ興奮気味で、おかしなことを言い垂れている日経さんである。 (米国からの警鐘)などとカッコつきで何を書いているかと思ったら、前回からの続きものであるらしい。 www.nikkei.com 「分断」をあおるだとか、トランプがアメリカを分断しているかの…

塩でも舐めて落ち着け

少し落ち着いてきたが、まだまだ息の荒い日経さんである。 www.nikkei.com 格差を暗黙の了解とし、常に富裕層に味方してきた日経さんとしては、非エスタブリッシュメントの支持を得た大統領の登場は許容しがたいものを感じる、というところか。 ただし、トラ…

ガイアツってなんだっけ

さて、今日も今日とて混乱しっぱなしの日経さんである。いつまで続くんだこれ。 www.nikkei.com TPPというものについて、国内では「アメリカからのガイアツによるもの」という認識が、左右両派に共通していたと思う。 で、そのガイアツが消え失せそうになっ…

意味不明な供述を続ける日経さん

トランプの当選は、日経さんによほどの混乱を引き起こしたようだ。 社説が社説の態を成していない。 www.nikkei.com パリ協定について心配するのはいいんだが、その心配の仕方がまったくおかしい。 とにかく、「トランプが!トランプが!」と喚き散らした挙…

忘れな草は原発に繁茂するか?

www.nikkei.com 「議論」と書いてはあるが、 二つの議論に共通するのは、一部の費用の負担をすべての国民に求める案を検討している点だ。新規に参入した電力事業者も使う送電線の利用料に費用を上乗せすることで、新電力から電気を買う消費者にも負担を求め…

今この時期に会いに行く、というだけで大失敗だとなぜわからないのだろう?

前回、 まあしかし、どんな事態になろうと、日本のメディアは「成果」を強調するんだろうけどね。 と予言したら、日経さんがこれでもかとベタ褒めの社説を書いてくれた。 www.nikkei.com 安倍晋三首相とドナルド・トランプ次期米大統領の初顔合わせは無難に…

忠犬ここにあり!

www.nikkei.com とにかく、とるものもとりあえず駆けつけるといった態で、日本という国がどれだけアメリカに忠実なのか、世界に知らしめることだけは確実だろう。 ちょっと前にブログにも書いた通り、 osaan.hatenadiary.jp 御主人様がどんなに非道なことを…

たまにはドヤ顔でもさせてもらおう

www.nikkei.com 経済というものは利己主義に左右されやすいもので、その利己的な欲望が「グローバリズム」とつながっていたうちは良かったのだが、サブプライムで覆っていた傷口があらわになり、グローバリズムの声価は下落した。ドラッグ漬けがバレたアイド…

やけっぱちの日経さん

トランプ大統領爆誕とやら。正直驚きはしたが、すぐに冷めた。日経平均と同じようなものか。こちとら史上最低の総理大臣による長期政権にお付き合いさせられているのだ。なまじっかなことで崩折れたりはしない。 www.nikkei.com で、日経さんはどうかという…

その亀裂を作ったのは誰か

ある日、シカゴの証券会社に血相を変えた男が飛び込んできた。 著名な経済学者のミルトン・フリードマンだった。 フリードマンは株の空売りを申し込んだ。事態は一刻を争う、せっかくの大儲けのチャンスをフイにしてしまうぞ、と。 証券会社はその申し出をや…

吹き込んでくるのはヤニ臭い息ばかりだが

www.nikkei.com 国会は改憲派が3分の2、というわけであっち方面の方々はそわそわしっぱなしなわけだが、そもそも国民が与党に議席を与えたのは、改憲ではなく経済政策に期待してのことであって、その議席をカサに改憲に突っ走るのは、参考書を買うと言って…

三本の矢は何処へ

www.nikkei.com 安倍政権も規制緩和や働き方改革、自由貿易の推進に加え、社会保障の安定へ改革を加速すべきだ。労使も政府に言われる前に賃上げの着実な達成に向けて努力する必要がある。日銀任せでは経済も物価も真の勢いを得られない。 随分とまあ、お優…

サムライにっぽん?

www.nikkei.com まだやってたのか。 農協を叩いても叩いても、こっちに客が寄ってこないので、頭を抱えているというわけだ。 しまいには、 コメ先物が本格的な上場に移行できない最大の要因は売買高の少なさだ。取引を増やすためには売り手である農業法人や…

喧嘩上等というやつ

脳みそは単純なくせに、喧嘩となるとやたら駆け引きが上手い、というやつがいる。肉体言語にものを言わせるという局面になくても、ごたごたが起きた時にどう振る舞えば自分の利益になるか、直感でわしづかみにしてしまう類の人間だ。 ドゥテルテがそうだ、と…

欲望としての世論に敏感だからこそ長く続いていると思うがね

www.nikkei.com なぜ安倍政権はだらだらと青っ洟のように続くのか。 それはこの政権が十二分に「世論」に敏感だからだ。その「世論」とは、日経さんや大マスコミの皆様が気にしてやまないような類の世論ではなく、畳の下いっぱいにヤスデが巣を作っているか…

いい機会だから意識の方も改革しろ

www.nikkei.com GDPに問題がないわけがないので、改革するんならその方がいいに決まっている。 しかし、それ以前に「改革」しなければならない問題がある。 それは、GDPに対する「意識」の問題である。 本来その数値は経済状況の良し悪しを測る目安であって…

「金融」ってなんだっけ

www.nikkei.com 個人の大切なお金を預かる金融機関は顧客の利益を最も重視すべきである。そんな当たり前の大原則に沿って事業体制を整える動きがようやく出始めた。 「当たり前の大原則」だそうだ。 日経さんにとってみれば、資産家の皆様こそが重要顧客なの…

忠犬の思惑

www.nikkei.com なんというか、相手が「中国」というだけで皆さん冷静な判断ができているようで、なんとも頼もしい限りである。 中国が仲裁裁判所の判決を「紙くず」と読んだことは褒められたことではないが、以前アメリカが国連の決議を無視した時、このよ…