いい機会だから意識の方も改革しろ
GDPに問題がないわけがないので、改革するんならその方がいいに決まっている。
しかし、それ以前に「改革」しなければならない問題がある。
それは、GDPに対する「意識」の問題である。
本来その数値は経済状況の良し悪しを測る目安であって、あくまでもそれを「目標」とするものではない。
どっかのスーパーの売上げの話じゃないんだから、政治において統計の数値を追うのは本末転倒というものだろう。
株価さえ上げれば景気が良くなるはず、という幼稚な発想もこの「転倒」と同じようなものだ。
例えばそれはこのような形となって現れる。
目に見える数値を掲げた方が大衆に受け入れられやすい、というのであれば、ポピュリズムの誹りは免れないはずだ。
このあたりの「意識」が改革されない限り、GDPをいくらいじっても目に見える上昇など起こりはしないだろう。