そんなものは改革とは言わない
民主党政権時、年金の一元化を全力で阻止したのは誰だっけ。そりゃ日経さんに直接の責任はないけど、全力でエールを送ってたよね。阻止する側に。
民主党が提示した基礎年金の税化についても、2014年までの消費税増税と引き換えに「半分」だけやる約束になってたはずだ。
で、その「半分」は?
GPIFの独立性など、保てるとは誰も思わないだろう。美味そうな饅頭が目の前で山盛りになっているのだ。どんな手を使ってでも、腹に納めようとする。
運用の見直しは昨年10月に実施し、国内債券の運用比率の目安を60%から35%に引き下げた一方、国内株式は12%から25%へと引き上げた。
これを「改革」と呼ぶのなら、生活保護受給者が「国の世話になってばかりもいられないので、パチンコで増やそうと思う」というのも改革だといえる。
国民への説明責任や透明性の高さが最も重視されるべきである。
説明すりゃあいいってもんじゃないんだが。
もはや年金は、貧乏人を絞り上げるための手段でしかないように見える。どんな言い訳ささやきながら、なるべくソフトに殺すにはどうすればいいか、と考えているようにしか見えない。