政権が交替してごく普通の市民にも理解できたこと
日本維新、橋下代表が続投 辞意後に慰留受け入れ
http://www.47news.jp/CN/201307/CN2013072701001643.html
多くの人が予測した通りになった。辞めたらおしまいなんだから、辞めるわけがない。
一時期ほどの勢いはなくなったとはいえ、維新はまだまだ底堅い支持を集めている。この厚手のゴム風船みたいな男が、おいそれと得たものを捨てることなどありえない。
政権が交替した時、多くの一般市民はこの国の官僚・財界・マスコミの連携の強さ、その抵抗の分厚さに舌を巻いた。
結局民主党政権は、何一つ変えることができなかった、といってもいいだろう。
原発の事故すらも、その岩盤をゆるがすにはいたらなかった。
これを変えることができるのは、民衆から熱狂的な支持を受ける英雄が必要なのではないか。多くの人たちが無意識下にそう感じ、一時期のハシシタ・フィーバー(フィーバーってのは死語かな)が起きたと思われる。だからリベラルと目される人まで、彼を持ち上げるような現象が起きたのだろう。
「英雄を待ち望む時代は」云々と言い古されたことをあらためて口にする気はないが、しばらくは不幸な時代が続くだろう。どのくらい不幸かというと、政府が先頭に立って「幸福」(景気回復)を宣言する程度にだ。(なんかそんな名前の政党もあったな)
ヴェーバーに同意はしないが、社会が変わるときというのはそういうことが起きるものなのかも知れない。
しかし、そのようにして変えた社会はよりいっそう酷いものになるだろう。
- 作者: マックス・ウェーバー,世良晃志郎
- 出版社/メーカー: 創文社
- 発売日: 1960/07
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 43回
- この商品を含むブログ (21件) を見る