わかったからもう少し別なことを言ってくれ


社会保障の財源確保と効率化急げ :日本経済新聞

 

 耳にできたタコが大増殖しそうだ。ようするに、さっさと消費税増税を決めろ、と。

 おまけにこれ、朝日まで似たようなことを言っている。


(社説)消費税の再増税 将来世代見すえて決断を:朝日新聞デジタル

 なんだか、朝日と日経の社説が入れ替わっているような印象だ。毎日は違うが、今朝は読売なんかの方が朝日みたいな社説を書いている。

 まあそれはともかく、ハルヒコ氏のサプライズ(どこがやねん、とつっこみたくなるが)緩和でもって、株価はしっぽを踏まれたネコのように飛び上がり、4月の増税で落ち込み気味だった国民の気持ちもやや上に向くことだろう。今だチャンスだ増税だ、というわけである。

 増税については、別に賛成でも反対でもない。国民を「アベノミクス」という言葉で「釣って」いるのが不快ではあるが、アクセルとブレーキを同時に踏むとどうなるかに注目している。

 ただ、社会保障の効率化というが、こういうことは概ね「やりやすいところ」から効率化されてしまうものだ。そしてホントの無駄はほったらかしになる。

 しかし、そのことに配慮ができる内閣ではないだろう。サプライズ緩和とやらを、ぐるっと回して福祉分野にトリクルダウンするようなE難度の技が決められれば、それに越したことはないんだが。

 日経にはその辺りを考えてもらいたいものだ。無駄があるから削ろう、取れるところからがめつくとろう、てな程度じゃその辺の主婦と変わらん。