馬耳に東風か念仏であればよいのか


耳に心地よい話が並んだ自民の公約 :日本経済新聞

 

 じっとおとなしくやり過ごせば自動的に議席が増える選挙で、あえてツッコミどころをさらすわけがない。

 むしろぼやかした部分において、選挙後「白紙委任状を得た」とばかりにろくでもないことをやらかしてくれるだろう。

 

>自民党の党是ともいうべき憲法改正は末尾に4行だけ。しかも憲法改正案の国会提出について「国民の理解を得つつ」との縛りを付けた。

 

 これを「縛り」とは、さすがあべぴょんを「信じたい」日経は信仰が篤い。

 こんなもの選挙で最大多数を得れば、「国民の理解を得た」と言いだすに決まっている。

 

>外交・安保に「集団的自衛権」という単語は出てこない。

 

 へたに出さないほうが、あとでいろいろやりやすいからだろう。

 

>「突然の解散で投票率が下がるだろうから、固定票をまとめれば勝てる」。この公約からは自民党内のそんな雰囲気が読み取れる。

 

 その通り。それなら、こんな公約にまともなツッコミを入れても無駄だ、とわかりそうなものだが。

 あべぴょんに何も言えない今の自民党に、まともな経済政策など期待できるわけがない。

 日経はあべぴょんが馬鹿をやらないように「苦言を呈する」べきだが……、そんなことをすれば朝日に向かっている矛先が自分の方へ来てしまいそうで、「バラマキって良くないと思う……」と使い古しのヒゲソリみたいな物言いをするだけで、お茶を濁しているというわけだ。

 バブルの真っ最中に「土地を考える」を連載したころは、もう少し骨があったと思ったのだが。あの当時の日経は、最早望むべくも無いのか。

 

 

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