TPPにとっては有効じゃないけど


病院再編に有効な仕組みを :日本経済新聞

 

 それほど悪くはないことだが、日経さんとしては少々いらだちを感じるのだろう。

http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10801000-Iseikyoku-Soumuka/0000072752.pdf

 このような非営利の法人団体について、日経さんはいつも面白くない顔をする。

 ましてやこれ、きちんと稼働し出したら、TPPの障害になるように思える。

 巷間騒がれたような「混合医療の解禁」「株式会社の医療への参入」による「国民健保の崩壊」ということはないかもしれないが、こうした動きについては、TPPを推進したがっている方々にとって、あまりお気に召さないようなことなのだろう。

 とりあえず、全面賛成とは言わないが、現状を放置するよりはやった方がいい施策と思われる。

医療関係者の中には新法人への警戒感もあるようだが、今のままでは医療機関の共倒れも起こりうる。医療界はむしろ率先し、行政や地域も巻き込んで実効性のある具体案をつくってもらいたい。

 むしろ警戒してもらいたいのは、小役人の天下りの巣にならないか、ということの方ではないか。

 

 

TPPと医療の産業化

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