「ほらおいしいよー」と幼児が金魚鉢にオレンジジュースを流し込んでいるようなものなのだ。
自分で書いてて自分でもワケがわからなくなって来る、ということはたまにあるが、日経さんのこの社説もそんな感じがする。
参院の選挙制度改革を巡り4野党が作成した選挙区の合区を含む10増10減案について、首相は「取りまとめの努力に敬意を表する。傾聴に値する」と明言した。
最後、安保とは関係なくまったく唐突にこんなことを言い出して終るのだが、つまるところ安保法制について
わかりにくいとされる安保法案を有権者が理解するのに一助となろう
よくわからない有権者とは日経さん自身のことだ、とでも言いたいのだろうか。
安保法制について、深く理解すれば賛成できるというものではない。
以前にも書いたが、こんなものは
「ほらおいしいよー」と幼児が金魚鉢にオレンジジュースを流し込んでいる
ようなものなのだ。
ただ反対すればいいというものではないと言うが、叱りつける以外どうすればいいというのか。
問題は、この幼児が「権力」というやつを握っている、ということだ。さっさとそれをとりあげて、金魚鉢の水を入れ替えないと、金魚はみんな死んでしまうだろう。