「一文字でいうと責任」

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 責任というのはあべぴょんにとって「一文字」だそうだが、どういう考えでそう言ったのかは今も謎である。明治の頃までは単語も「字」と呼んだが、「ひともじ」であれば通常の「一文字」である。それとも「人文字」だろうか。余計にイヤな感じになるが。

 

 「今こそ、未来への責任を果たすべき時だ」と訴えた。

 

 そんなあべぴょんが果たす「責任」とは何か。

 日経さんは「具体策がない」と言っているが、そんなものはあってもないのと同じである。どうせやるフリだけなんだから。あべぴょんが「具体的に」やりたいのは改憲だけである。

 

 で、「未来への責任を果たす」というのだが、あべぴょんの場合「責任を果たすために未来永劫首相を務めます」とか考えていそうで怖い。

 そりゃまあ、これはネタで言っているわけだが、これまで目を疑うような斜め上のことをやってきたあべぴょんだから油断はできない。

 そしてもっと恐ろしいのは、もし本当にそうなっても、今の日本のマスメディアではほとんど批判らしい批判ができないように思われることだ。

 あべぴょんが現在の状況をナメくさっていることは、この所信表明のような施政方針演説によく表れている。

 本当なら政権がひっくり返りそうな失態を何度も繰り返しているにもかかわらず、支持率はうなぎのぼりなんだから。

 日本において、テレビというものを押さえ込んでおくことがいかに効果的か、よくわかるというものだ。

 

5年目の政権運営に入った安倍首相は決意を語るのではなく、もはや結果を出すべき時期に来ている。

 

「経済で、結果を出す」と言ったのはもう一昨年のことだ。

 大した結果が出なくても、それを先延ばしにして甘やかしているのが、日経さんをはじめとしたマスメディアの面々である。

 そちらの「責任」こそ、「具体的」にどうにかしたらどうだろう。あべぴょん信者の役員K氏を叩き出すとかね。

 

 

わたしのせいじゃない―せきにんについて (あなたへ6)

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