当ブログの小予言
とまあ、またも失敗したわけで、確か「2%上昇が達成できなければアベノミクスは失敗」と誰かさんがご自分でおっしゃってたような気がするが、どうせ忘れてるんだろうし、当ブログが2013年5月24日付け(つまりアベノミクスの内容が発表されたくらいの頃)であげたエントリーを見てみることにする。
1.インフレになることはなく、デフレは解消しないだろう。
2.株価は上がるが、期待したほどにはならないだろう。
3.地価が上がることはないだろう。
4.中間層が消え、次は小金持が消えるだろう。中金持ちくらいもあやうい。
5.貧困層はさらなる貧困を味わうだろう。
6.それでも日本は経済成長をなしとげることだろう。
7.安倍晋三は長期政権を維持し、自民党は史上最大の議席を獲得するだろう。
8.日本が破綻することはなく、国債は増えつづけるだろう。
いかがだろうか。微妙なのもあるが結構当たっている。自己採点で70点くらい?
この当時はまだ、日銀が「禁じ手」を使ったりしたら、とんでもないインフレがきて日本が破綻する、という論が多かったように記憶している。
アベノミクスを肯定的に扱うリフレ「派」ですら、「インフレになってデフレを脱する」のは確実だとしていた。
おそらく、ハルヒコ氏もそう考えていただろう。「効き目がなかったらどうするか」ではなく、「インフレが暴走しないよう、手綱を取らなければ」ということばかり気にしていたはずだ。でなければ、追加緩和への動きがあんなに遅れるわけがない。
現状について、「デフレを脱しつつある」ということだそうで、「インフレになった!なったったらなった!アベノミクス大成功!」と強弁するのは、ちょっと脳みその結び目がほどけかけてる人だけである。
アベノミクスが失敗した理由は、それが「アベ」ノミクスだったことに尽きる。
何度も言うが、「アベノミクスの最大の障害は安倍晋三」なのだ。