あべぴょんころりんすってんてん
なんか色々と目論んでいたら、とんだ思惑外れとなったけど、とにかくこっちはこっちでやってりゃ、そのうち向こうも「やっぱり混ーぜーて」となるだろう、という魂胆である。
しかし、一番文句の多いアメリカが抜けたと言っても、その道は平坦ではないようだ。
「大筋合意」とぶち上げたら、カナダが「いや、合意とかしてないよ」とツイッターでつぶやき、大慌てでもういっぺん泥縄ですり合わせ、とにかく「合意」にこぎつけられそうだ、という次第である。「大筋」ですらこれで、この先どうするのやら。ニュージーランドもごたつきそうだってのに。
とにかく、今TPPをガタガタやってる、というのは、将来アメリカがもう一度加入することを期待してのことだ。
米国が日米2国間の自由貿易協定(FTA)締結を求めてきても、日本は「新協定の内容より譲れない」と理不尽な要求を退ける防波堤として活用できるようになる。米政権がすぐにTPPに復帰するのは考えにくい。それでも日本を含む11カ国は粘り強く米国に復帰を働きかけてほしい。
ごちゃごちゃ言ってはいるが、現政権がFTAの要求に抵抗できるとは考えづらい。結局はアメリカの復帰を期待するしかない、ということである。
それが何を意味しているかというと、トランプ政権が長続きしない、と日経さん及び日本の上つ方が考えている、ということだ。スキャンダルで潰れるかもしれないし、そうでなくても長くて一期だけだから、すぐに方針転換するさ、との憶測である。
じゃあ、先日の国を挙げてのトランプへのごますりは一体なんなのか。面従腹背というやつなのか。愚にもつかない歓迎会だったが、それはそれで裏の思惑が進行中、ということか。あのごますりと同時進行でTPPを合意していることについて、トランプはどう思っているのか。
ピエロは我が国が誇る「史上最弱の独裁者」あべぴょんだけのようだ。本気であべぴょんは、「トランプと仲良し!」と自慢しているそうなので。
とはいえ、トランプはその程度のことはお見通しなのだろう。ゴルフでのぞんざいな態度は、その現れだと思われる。