はっきりくっきり東芝さん♪
日経さんのやさしい社説である。
日経さんは地球よりも国家よりも大企業にやさしい。
それは日経さんのサイト内を「東芝」で検索すると一目瞭然である。
http://www.nikkei.com/search/site/?searchKeyword=%E6%9D%B1%E8%8A%9D
東芝株が一時9%高 米原発子会社の減損懸念後退で
<東証>東芝プラが一時5%高 東芝に連れ高、「割安感」の声も
<東証>東芝が一時7%高 新体制と決算訂正発表で「あく抜け」
東証寄り付き、続落 欧米株安でリスク回避、東芝は6%高
<東証>東芝に買い先行 新体制発表、決算訂正で「ひとまず区切り」
まあ実際、東芝さんはやらかしたことに比べると、株価はそれほどどん底までは下がっていない。GPIF(年金)のおかげであり、政府のおかげである。
原発企業は政府が絶対に助けるし、日経さんも声を限りに応援するというわけだ。
予言しておくが、また十年もしないうちに東芝さんはなんらかの事態を引き起こすだろう。
そしてまたそれを、政府と日経さんは必死にかばうことになるはずだ。
なぜなら、東芝さんはまったく「責任」を問われておらず、日経さんもそれを許しているからである。
それは、社説のこの一言によく表れている。
株主の立場にたち企業価値の向上に尽力すべきだ。
株価さえ上がれば万事オッケー、というわけだ。
この一言の前には、「責任」だの「覚悟」だの、真っ当なものはたちまちにして色あせてしまうのである。